歳の離れた友

「前に、夜イエスのもとに来たニコデモも、没薬とアロエを混ぜた物を百リトラばかり持って来た。」 (ヨハネによる福音書19章39節)
 歳の離れた友ができると、思いがけない世界が待っている。 今でも時々、高校時代の先輩とよく会う。便宜上「先輩」といいましたが、先輩後輩という関係なのかよくわからない。少なくとも年は離れているし、人生の先を生きているので「先輩」といって間違いではない。けれど、おなじ組織にいたわけでもないのですから「友」と称しても間違いではないという関係だが。やはり「友」のようでいて「先輩」です。それもひとつの「友」のかたち・・・と思っている。いつも、少し人生の先を歩いているので、知らない世界を見せてくれるのだ。 イエスさまのもとに、夜、こっそりやってきたニコデモは「年を取った者が、どうして生まれることができましょう。」と言うように熟年者であったようです。 ニコデモは、イエスさまが十字架で死なれたあと、没薬とアロエを混ぜ合わせたものを、およそ三十キログラムばかり持ってやってきた。遺体を葬るためだ。埋葬のために、そのようなものを自ら持ってきて丁重に葬ることなど、よほど親しい関係でなければできないことです。しかも、没薬とアロエを混ぜ合わせたものは、当時としてはとても高価な品でした。それを惜しげもなくささげたのです。世間を騒がせ、議会から問題視されていた30歳ほどのイエスさまと、熟年で議員という地位にあったニコデモ。この二人の「友」のあり方も神の不思議な御業(みわざ)です。初めは人目を恐れたニコデモですが、少しずつ、いつの間にか、人目を気にしないで、大胆にイエスさまの友へと変えられていきました。神が与えてくださる信仰の友は、私を支え成長させてくださるのです。
《祈り》主よ、ある友は言いました「あなたは正しい」と。別の友が言いました「それは違う」と。鉄は鉄によって、私はあなたが与えてくださった友によって磨かれ研がれます。この恵みを感謝いたします。
牧師 和田一郎
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