成功の秘訣10ケ条

「主人は、この不正な管理人の賢いやり方を褒めた。この世の子らは光の子らよりも、自分の仲間に対して賢く振る舞っているからだ。」 (ルカによる福音書16章8節)
 中軽井沢から草津に向かう国道の途上に星野温泉がある。今をときめく星野リゾート社が創業した地で、今ではホテル「星のや」など軽井沢で一番のホットスポットになっており、歴代の社長の経営手腕は高く評価されています。そこから少し離れたところに「石の教会 内村鑑三記念館」がある。「神が創造した天然(自然)こそが祈りの場である」という無教会主義の内村鑑三の言葉をイメージした建物で、内村の功績を伝えようと考えた星野温泉旅館(当時の社名)の社長が建設しました。明治大正を代表するキリスト教伝道者である内村鑑三はこの地を愛し、まだ若かった星野温泉二代目 嘉政に「成功の秘訣10ケ条」を残しました。
星野温泉若主人為に草す 成功の秘訣 六十六翁 内村鑑三 一、自己に頼るべし、他人に頼るべからず。 一、本を固(かた)うすべし。しからば事業は自ずから発展すべし。 一、急ぐべからず。自動車の如きも成るべく徐行すべし。 一、成功本位の米国主義に倣うべからず、誠実本位の日本主義に則るべし。 一、濫費(らんぴ “むだづかい")は罪悪なりと知るべし。 一、よく天の命に聴いて行ふべし。自ずから己が運命を作らんと欲すべからず。 一、雇人は兄弟と思うべし。客人は家族として扱ふべし。 一、誠実によりて得たる信用は最大の財産なりと知るべし。 一、清潔、整頓、堅実を主とすべし。 一、人もし全世界を得るともその霊魂を失はば何の益あらんや。人生の目的は金銭を得るに非ず。品性を完成するにあり。
当時はまだ二十歳になるかならないかの二代目経営者 嘉政に、内村鑑三が人生の道を教えて息子のように可愛がったそうです。 イエスさまは、不正の管理人と不正の富を称賛しました。「不正」とは信仰をもたないこの世のことです。犯罪のことではありません。彼らは財産、地位、力や人脈など、この世で成功するための知恵をもっています。イエスさまは、彼らを拒絶するのではなく彼らとこの世の友となり、彼らの知恵を用いて、神の国を建て上げるように教えているのです。
《祈り》主よ、私の成功は神の栄光を現すことです。成功の秘訣は主に従うことです。
牧師 和田一郎
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