「わたしはそのひとり子、わたしたちの主、イエス・キリストを信じます。」【使徒信条シリーズ②】

(全11回 月曜-水曜)
「神は、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。」 (ヨハネの福音書3章16節)
 ある裕福な父親と息子は、絵画収集に情熱を注ぎ、名画を集めて共に過ごす幸せな日々を送っていました。やがて息子は戦争に出征し、仲間を助けるために命を落とします。父は深く悲しみますが、ある日、命を助けられた若い兵士が現れ、紙包みを差し出して言いました。 「私は名のある画家ではありませんが精いっぱい描きました」描かれていたのは戦場に立つ息子の勇姿でした。父は感動しました。よくぞここまで息子の人格をキャンバスに描いてくれたものだと。父はその絵を何よりも大切にし、客人にも誇らしげに見せていました。父の死後、遺産となった膨大な絵画がオークションに出されます。最初に出されたのは、息子の肖像画。誰も関心を示しません。 来場者は有名画家の絵を買いに大金を用意して来ていたのです。無名の画家の肖像画に無関心です。静寂の中で長年父子の家で庭師をしていた男が「10ドル!」といって落札します。貧しい庭師には精いっぱいの金額です。すると、主催者はそれをもってオークション終了を告げます。配られた遺言には、息子の肖像画を買った人が残りのすべての絵画と、所有財産を受け継ぐと記されていました。「息子を受け入れた者が、すべてを得る」という深いメッセージがそこにあったのです。(『わたしの使徒信条』藤本満著より) この話は、神の御子イエス・キリストを受け入れる者が、真の恵みを受け継ぐという、福音の本質を優しく物語っています。神さまのご意志は、イエス・キリストを信じる者に神の祝福すべてを与えること。十字架の苦しみを共に味わわれた父なる神が、ご自身の恵みを、御子を信じる者に惜しまず注いでくださるのです。
《祈り》父なる神さま。独り子イエスさまを惜しまず与えてくださった御心に、心を打たれます。どうか、御子を信じる信仰を私に堅く立ててください。この恵みをいつも感謝して生きていけますように。
牧師 和田一郎
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