魚は頭から臭りはじめる
「自分のことと教えとに気を配り、それをしっかりと守りなさい。そうすれば、あなたは自分自身と、あなたの言葉を聞く人々とを救うことになります。」 (テモテへの手紙一4章16節)
「魚は頭から臭りはじめる」 これは、ギリシャのことわざです。「組織は上に立つ人から影響を与える」という意味です。日本では、組織を内側から腐らせるような堕落した幹部を「だら幹」と呼ぶことがあります。たった数人の指導者の慢心や自己中心的な振る舞いが、多くの人の信頼を失わせ、組織全体を揺るがしてしまうこともあります。責任ある立場になればなるほど、自由も権限も大きくなります。それだけに、その人の人格や生き方が隠せなくなります。人を導く立場で本当に大切なのは、能力や知識だけではありません。まず自分自身を治め、誠実に歩み続けることです。 パウロは若い牧会者テモテに、「自分自身にも、教えることにも、よく気をつけなさい」と勧めました。興味深いのは、「教えること」よりも先に「自分自身」を指摘していることです。どんなに立派な言葉を語っても、その人の生き方が伴わなければ、人の心に届きません。だからパウロは「まず自分自身の信仰と生活を吟味しなさい」と教えたのです。 親は子どもに、上司は部下に、先輩は後輩に、誰もが誰かに影響を与えながら生きています。人は「言われたこと」以上に、「見たこと」から学びます。だからこそ、神はまず私たち自身の歩みを整えようとされます。 私たちは完全な人間ではありません。失敗も弱さもあります。しかし、自分の過ちを認め、神の前にへりくだり、絶えず悔い改めながら歩む人を、神は用いてくださいます。組織や家庭を本当に変える力は、人を変えようとすることではなく、まず自分自身が神によって変えられ続けることから始まるのです。
《祈り》愛する神様。私たちは、自分自身の姿を見ることを忘れてしまいます。どうか、まず自らを顧みる謙遜な心をお与えください。言葉と行いが一致し、語ること以上に、生き方をもって、あなたを証しする者としてください。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/
「魚は頭から臭りはじめる」 これは、ギリシャのことわざです。「組織は上に立つ人から影響を与える」という意味です。日本では、組織を内側から腐らせるような堕落した幹部を「だら幹」と呼ぶことがあります。たった数人の指導者の慢心や自己中心的な振る舞いが、多くの人の信頼を失わせ、組織全体を揺るがしてしまうこともあります。責任ある立場になればなるほど、自由も権限も大きくなります。それだけに、その人の人格や生き方が隠せなくなります。人を導く立場で本当に大切なのは、能力や知識だけではありません。まず自分自身を治め、誠実に歩み続けることです。 パウロは若い牧会者テモテに、「自分自身にも、教えることにも、よく気をつけなさい」と勧めました。興味深いのは、「教えること」よりも先に「自分自身」を指摘していることです。どんなに立派な言葉を語っても、その人の生き方が伴わなければ、人の心に届きません。だからパウロは「まず自分自身の信仰と生活を吟味しなさい」と教えたのです。 親は子どもに、上司は部下に、先輩は後輩に、誰もが誰かに影響を与えながら生きています。人は「言われたこと」以上に、「見たこと」から学びます。だからこそ、神はまず私たち自身の歩みを整えようとされます。 私たちは完全な人間ではありません。失敗も弱さもあります。しかし、自分の過ちを認め、神の前にへりくだり、絶えず悔い改めながら歩む人を、神は用いてくださいます。組織や家庭を本当に変える力は、人を変えようとすることではなく、まず自分自身が神によって変えられ続けることから始まるのです。
《祈り》愛する神様。私たちは、自分自身の姿を見ることを忘れてしまいます。どうか、まず自らを顧みる謙遜な心をお与えください。言葉と行いが一致し、語ること以上に、生き方をもって、あなたを証しする者としてください。
牧師 和田一郎
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