主にあって有意義な人生

「彼は主の御前に偉大な人になり、」(ルカ1:15)

 ある時、イエスさまは、地上でヨハネほど偉大な人物はいないと断言されました。
 ヨハネの偉大さはどこにあったのでしょうか? それは、彼が、神さまからいただいた召命を自覚し、主の御前に生涯かけて、その召命を成し遂げようと生きたところにあります。

 あなたは創造者なる神に造られた作品です。作品は作者の指先を通して具体的な形をとってこの世に生み出されてきます。
つまり作者である神さまは、具体的な計画をもってあなたという作品を造られたのです。
 ですから神さまの作品としてのあなたの生きる目的とは、神さまがあなたを造った意図にそって生きるということです。器には数多くの種類があります。
コップは水を満たすことによってコップとして最高の輝きを増します。湯呑にはお茶が注がれ、そしてご飯茶碗はご飯を盛ることで存在価値を示すものでしょう。
 このことはあなた自身にも当てはまることでしょう。神の作品であるあなたは、造られた意図にそって生きることで、作者なる神さまの栄光を豊かに現すものとなるからです。

 以前、フラー神学校のロバート・ローガン教授のビデオ講義を観る機会がありました。
 講義のなかで先生はクリスチャンの人生における成功ということにふれ「クリスチャンの人生における成功とは、神が自分に望んでおられることを知り、それを成し遂げること」と語っていました。
この言葉を聞いた時、洗礼者ヨハネを思い出しました。

 この地上での生涯が一度限りのかけがえのないものであるとするならば、あなたは「主の御前に偉大な人生」、言い換えれば有意義な人生を送りたいと思いませんか?!
 そのために大切なことは2つあります。第1に御言葉と祈りの生活を通して、あなたが造られた意図(召命)を神さまに訊ね求めること。第2に、示された召命に生涯かけて生きることです。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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