「その子を私のところに連れて来なさい」

「その子を私のところに連れて来なさい。」(マルコ9:19)
 主イエスが、ペトロ、ヤコブ、ヨハネを連れて高い山に登りました。そこでお姿が変わり、天から降って来たモーセとエリヤの二人と交わりの時を過ごされました。 そうした素晴らしい出来事が山の上で起こっていた最中、麓では悪霊につかれた子どもに対し何もできず、大勢の群衆につるしあげられている哀れな弟子たちの姿があったのです。群衆は弟子たちを囲み、そして弟子たちも一緒になって「ああでもない、こうでもない」と頭をひねる議論をしていました。そこに主イエスが戻って来られました。 主はまずは事情を聴かれた後、次のように言われたのです。「その子を私のところに連れてきなさい」。実はこのことこそが主イエスの問題解決の始まりでした。その言葉にしたがい、その子を主の許へ連れていくと、癒やしが起こり、問題が解決へと動きだしたのです。 問題にぶつかると私たちは、「ああでもない、こうでもない」と分析し議論し、その結果、思い煩いが増幅されてしまうことがよくあります。それに対して主イエスは、「その子を私のところに連れてきなさい」とおっしゃるのです。 今日、何かの問題にぶつかったなら、「その子を私のところに連れてきなさい」という聖句を思い出してください。「その問題を私のところに持ってきなさい」「その課題を私に委ねなさい」と主はあなたに語り掛けておられます。問題や課題が主の許に持ち出された時から「事が動く」経験をするからです。主イエスこそが、最高の問題解決者ですから。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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