歴史に学ぶ意義

「イエスは、…モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、ご自分について書いてあることを解き明かされた。」(ルカ24:25、27)
高座教会記念誌、『イエスを見つめて』をお読みになった教会員がメールをくださいました。 「『イエスを見つめながら』を読ませていただきました。教会の歴史はもちろんですが、その中であった、(きっと今もある)悲喜交々の出来事が清濁合わせ飲むような正直さで、記されていて・・・ちょっとびっくりしながら、でもイエス様の系図の嘘のない聖書の記述とのお話と重ねながら、読みました。私にとっては、いつも凪いで静かな場所である教会が急に生き生きとゴムまりのように動き出して来ました。『~年史』などというと、通り一編の形や内容なものも多いように思っていました。でもこの『高座教会70年史』は素敵な本です。〈私の受洗した教会はこんな教会です。〉と声高らかに自慢したくなりました。」  書物の帯に素敵な「推薦の言葉」が寄せられています。書かれたのは山口陽一TCU学長ですが、私のFBにも次のようなコメントをくださいました。 「この教会史のすばらしいところは、記録・証し・以前の教会史を吟味して歴史的考察をしっかりと加えていること、…成長のめざましさだけでなく混乱や過ちをきちんと書いていることです。教会に注がれた神の恵みに励まされ、教会形成における神学の役割、教会史の書き方まで学ぶことができます。」  主イエスの時代、旧約聖書を「律法、預言者、詩篇」と呼び、旧約中のいわゆる歴史書に分類される書を「預言者」の中に位置づけることで、それが預言者によって書かれたことを暗示しました。歴史家を「後ろ向きの預言者」と呼ぶ理由はそこにあります。 今、コロナ禍の中、これからの歩みをさぐる上に、教会の歴史に学ぶことの大切さを思わされます。その時、そこにも神がおられたのですから。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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