第一のものを、第一に

「初めに胎を開くものはすべて、主に献げなければならない。あなたの家畜の胎を最初に開くもので、雄はすべて主のものである。」 (出エジプト記13章12節)
 スイスからイタリアに向かう列車の中でボックス席に座った。本を読んでいると隣のアラブ人だという男が「日本語の本ですか?何の本です?」と話しかけてきた。簡単に説明すると彼は向かいに座っていたドイツ人の親子(母と息子)にそれを説明しはじめた。「日本の本は縦書きで、右から左に読むんだ」と。ボックス席の4人は「日本語はユニークだ」と会話が弾んだ。ついで私に名前を聞いて「名前の意味はなんだ?」と聞かれた。 一郎という名をどう説明しようか・・・?「ファースト・ソン」と答えた。すると「じゃあ二人目は?」「ジロー・・・サブロー・・・シロー」と説明すると、三人は「凄い!」となぜか大ウケ、そんな事があった。私には姉が一人いて、二人姉弟なので幼い時から弟意識はあったのだが、列車の会話で自分が長男(長子)であることを意識した。 旧約聖書では初子(ういご)は神さまのものだから「最初のもの」を聖別しなさいと命じている。同じように畑にできた最初の収穫も「初穂」と呼び神さまに聖別して献げるように記しています。「刈り入れた最初の麦束を祭司のもとに携えて行かなければならない。」(レビ記23:10節)。このように神様は、「初子」「初穂」は「わたし(神さま)のもの」と言うのです。 これは教会でも大切にしていることです。一年の最初の日である元旦の日に、神さまのために献げる「新年礼拝」。週の最初の日である日曜日に献げする「主日の礼拝」。給料をいただくと、まず最初に十分の一を献金として捧げることも、最初のものを聖別して神様へ捧げるという姿勢の一つです。神さまが、そのたった一人の傷の無い、最高で最初の独り子である主イエス・キリストを、この世に送ってくださったように。私たちも日々与えられる最高で最初のものを、心を込めてお捧げしたいと思うのです。
《祈り》主よ、あなたは私にとって第一の方です。もっとも感謝すべき方です。それなのに、私はあなたに残ったものを差し出していました。自分が先に取りたい分をとっていたのです。自分が中心である心が露わにされました。第一のものは第一に、第一の方に捧げたいと思います。
牧師 和田一郎
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