実は私が貧しかった

「この貧しいやもめは、誰よりもたくさん入れた。あの金持ちたちは皆、有り余る中から献金したが、この人は、乏しい中から持っている生活費を全部入れたからである。」 (ルカによる福音書21章3-4節)
 貧しくて「かわいそうに」と思った私が実は貧しかった。 東南アジアのある町で、車に乗っていた人が交差点で止まると、外から物乞いの少年にお金をせがまれた。「かわいそうに・・・」憐れみを感じて10ペソあげた。そして車に乗せて家まで送ってあげることにした。しばらく車を走らせると、また物乞いの少女にお金をせがまれた。もうコインを持っていなくて、どうしたものかと困ってしまった。その時少年がすぐ5ペソを取り出して少女にあげたのだ。私に同じことができるだろうか。その日やっと手に入れた収入の半分をすぐ人に与えることが。  イエスさまは貧しいやもめが来て、献金箱にレプトン銅貨2枚を入れたのを見ました。そして「この貧しいやもめは・・・乏しい中から持っている生活費を全部入れた・・・」と、彼女の献金する姿勢を見て言われたのです。貧しい暮らしの中から自分のできる最大のことをして、神さまへの信頼を表していたのです。人の目を気にしたり、優越感や劣等感を持ったりすることから自由にされた人は、貧しい人などではありません。本当の豊かさを得ている人です。自分のすべてをイエス・キリストに献げる人こそ、本当の自由を得ているのです。
《祈り》主よ、私の心は貧しいのだと気づきました。本当の豊かさはあなたを知ることです。あなたに仕える生き方が、他人を気にせず私を自由にします。主よ導いてください。
牧師 和田一郎
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/