国も力も栄光も、永遠に主よ、あなたのものです

主の祈り⑧ (全8回)
「主の祈り」の結びの言葉はイエスさまが教えられた福音書の箇所には書いてないので、「あれっ」と思いますよね。これは後世になって加えられた言葉で原型は、歴代誌にあるダビデの祈りです。 「主よ、偉大さ、力、誉れ、輝き、威厳はあなたのもの。まことに、天と地にあるすべてのものはあなたのもの。主よ、王国もあなたのもの。あなたは万物の頭として高みにおられます。」(歴代誌上29章11節) ダビデはイスラエル国の王でしたが、「国」も「力」も「誉れ、つまり栄光」も神さまのものですと告白しているのです。このダビデの言葉をもとに初期の教会の人々が「主の祈り」の結びの言葉として加えたのです。そして歴代誌の中に「まことに、天と地にあるすべてのものはあなたのもの。」とあるように、「主の祈り」の結びの言葉をひと言でいえば、「すべてのものはあなたのものです」という告白になるのです。
「主の祈り」を8回連続で見てきました。私たちは必要なものを祈り求めるのですが、それらは願う前から聞かれています。「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。」(マタイ6:8)とあるからです。神さまは私たちの父として、私たちに何が必要なのかをいつも考えて下さっています。私たちは自分に必要なものが何なのかが分かっていません。なぜか必要ではないものばかりを求めてしいます。それが自分の願いとは違っているので「祈りが叶わない」と感じてしまうことがあります。でも神さまは、私たちの思いよりもずっと深く広いお方なので、思いもよらない形で、思いもよらない時に必要なものを与えて下さるのです。
《祈り》私の必要を知ってくださる神さま、私にとって何がいつ必要なのか、人間の知恵を超えてあなたは知ってくださいます。父が子どもに必要なものを「与えたい」と思うように、神さまが私たちに必要なものを「与えたい」と思ってくださっている、その愛に感謝します。
牧師 和田一郎
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