「神の栄光を見せてください」 その時モーセは考えた⑪

全12回 月曜-火曜
「モーセが、『どうかあなたの栄光を私にお示しください』と言うと・・・『あなたは私の顔を見ることはできない。人は私を見て、なお生きていることはできないからである。』」 (出エジプト記33章18、20節)
 「どうかあなたの栄光を私にお示しください」と、モーセは神に向かって率直に「あなたに会いたい」と願いました。イスラエルの民を導くという重責を担い、失敗と挫折に向き合い続けてきたモーセにとって、実際に神を見ることは、単なる好奇心ではなく、信じて歩み続けるための切実な祈りでした。 しかし、神は言われます。「あなたはわたしの顔を見ることはできない。人はわたしを見て、生きていることはできない。」神の栄光は、人間の力や理解をはるかに超えるものだからです。それでも神は、岩の裂け目にモーセを置き、背後を通り過ぎる栄光を示されました。それは「目の当たりにする」といったものではありませんでしたが、神はご自身を隠しつつ、確かに現してくださったのです。 私たちも「はっきり見せてほしい」「確かな証拠がほしい」と思います。しかし神さまは、人間が思い描いたとおりではなく、振り返ったときに分かるかたちで、ご自身の栄光を示されることが多いのです。 神の栄光を求めるとは、特別な体験を求めることではありません。日々の生活の中で、主に信頼し、主のまなざしに自分をさらして生きることです。その歩みの中で、私たちは気づかぬうちに、主の似姿へと形づくられていくのです。
《祈り》神さま、私たちが目に見える証拠を求めすぎることなく、日々の小さな出来事の中にある、あなたの導きに信頼できますように。主のまなざしの中に自分を置き、与えられた一日一日を歩む力をお与えください。
牧師 和田一郎
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