与えられたチャンス
『ナゲキバト』より③ 「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」 (ヨハネによる福音書3章16節)
おすすめの本『ナゲキバト』(ラリー・バークダル著)より。ポップ爺さんはこんな話をしてくれました。昔ある男に二人の息子がいた。兄は善い心をもち、弟は悪い心を持っていた。父の農場で弟はいやいや農作業を手伝った。父と兄が楽しそうに仕事をするのを見てつくづく嫌になった。家にあった種を買う大事なお金をポケット入れて家を飛び出した。大きな街ではお金で偽物の尊敬をどっさり買うことができたし悪い遊びに夢中になった。 ところがある朝、目が覚めるとそこは牢屋だった。牢番に聞くと、あっちこっちで暴れたらしい。壊したものを弁償したら釈放してくれるというがもう1セントもない。幾日も牢で過ごして「おれは地獄に落ちた」そう思った時、父と兄のことを思い出して無理だと思ったが手紙を送ってみました。父は嘆き悲しんだが、兄は自分の財産を弟のために売ると決め、長い旅路を弟を釈放するために行き、ようやく連れ戻すことができた。しかし弟の心はまだ荒んでいた。こんな自分が恥ずかしくて顔向けできないと言う。優しくなだめる兄に逆上した弟はランプを掴んで壁に投げつけました。炎はあっという間に家を炎で包んでしまった。何とか消そうとした兄と弟ですが力尽きて、その場で倒れてしまったのです。 家から煙が出ているのを見た父は、中に飛び込んだが熱気でとても立っていられない。床を這っていくと二人の息子を探りあてた。父は涙をぬぐって息子たちの顔を覗いた瞬間、屋根が落ちそうになるのが見え、もはや息子一人を助ける時間しか残っていない。だがどちらを助けようか。その判断は人間にできるものではなかった。「天の神よ、助けてください!」と言って一人を掴み外の闇に引きずり出すと、後ろで家が炎に包まれて崩れ落ちました。この話を聞いたハニバルは「ねえ、お父さんはどっちを助けたの?」ポップ爺さんは、下の息子、つまり荒んだ心をもつ弟を助けたと言いました。「あの場合、どっちを愛しているかではないんだよ。兄も弟も愛していた。分かるかい?生き延びて生きるということの貴い意味を学ばなければならないのは下の息子の方だった。弟にはもう少しこの世で過ごす時間、生き方を変えるチャンスが必要だったんだ」その時ハニバルは、この大好きなお爺さんも永久に生きているのではないことに気づきました。 神様と共に生きることを「永遠の命」と言います。それはすべての人に与えられているチャンスです。
《祈り》あなたに与えられたこの命は、あなたと共に生きるためにあります。限られた人生という時間の中で、与えられたチャンスを受け止めて生きていけますように。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/
おすすめの本『ナゲキバト』(ラリー・バークダル著)より。ポップ爺さんはこんな話をしてくれました。昔ある男に二人の息子がいた。兄は善い心をもち、弟は悪い心を持っていた。父の農場で弟はいやいや農作業を手伝った。父と兄が楽しそうに仕事をするのを見てつくづく嫌になった。家にあった種を買う大事なお金をポケット入れて家を飛び出した。大きな街ではお金で偽物の尊敬をどっさり買うことができたし悪い遊びに夢中になった。 ところがある朝、目が覚めるとそこは牢屋だった。牢番に聞くと、あっちこっちで暴れたらしい。壊したものを弁償したら釈放してくれるというがもう1セントもない。幾日も牢で過ごして「おれは地獄に落ちた」そう思った時、父と兄のことを思い出して無理だと思ったが手紙を送ってみました。父は嘆き悲しんだが、兄は自分の財産を弟のために売ると決め、長い旅路を弟を釈放するために行き、ようやく連れ戻すことができた。しかし弟の心はまだ荒んでいた。こんな自分が恥ずかしくて顔向けできないと言う。優しくなだめる兄に逆上した弟はランプを掴んで壁に投げつけました。炎はあっという間に家を炎で包んでしまった。何とか消そうとした兄と弟ですが力尽きて、その場で倒れてしまったのです。 家から煙が出ているのを見た父は、中に飛び込んだが熱気でとても立っていられない。床を這っていくと二人の息子を探りあてた。父は涙をぬぐって息子たちの顔を覗いた瞬間、屋根が落ちそうになるのが見え、もはや息子一人を助ける時間しか残っていない。だがどちらを助けようか。その判断は人間にできるものではなかった。「天の神よ、助けてください!」と言って一人を掴み外の闇に引きずり出すと、後ろで家が炎に包まれて崩れ落ちました。この話を聞いたハニバルは「ねえ、お父さんはどっちを助けたの?」ポップ爺さんは、下の息子、つまり荒んだ心をもつ弟を助けたと言いました。「あの場合、どっちを愛しているかではないんだよ。兄も弟も愛していた。分かるかい?生き延びて生きるということの貴い意味を学ばなければならないのは下の息子の方だった。弟にはもう少しこの世で過ごす時間、生き方を変えるチャンスが必要だったんだ」その時ハニバルは、この大好きなお爺さんも永久に生きているのではないことに気づきました。 神様と共に生きることを「永遠の命」と言います。それはすべての人に与えられているチャンスです。
《祈り》あなたに与えられたこの命は、あなたと共に生きるためにあります。限られた人生という時間の中で、与えられたチャンスを受け止めて生きていけますように。
牧師 和田一郎
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