「わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。」【使徒信条シリーズ①】

(全11回 月曜-水曜)
「初めに神は天と地を創造された。」 (創世記1章1節)
 1968年12月24日、アメリカの宇宙船アポロ8号が月のまわりを回りながら、地球を見おろしました。そのとき、人類ははじめて「地球の出」という光景を目にしました。真っ暗な宇宙の中に青く輝く地球がぽっかりと浮かぶ姿は、人々の心に強い印象を残しました。そして、この歴史的な瞬間に宇宙飛行士たちが口にしたのは、科学のことばではなく、聖書に書かれたことばだったのです。「初めに神は天と地を創造された。」(創1:1) その日はクリスマス・イヴで、テレビやラジオから聞いた5億人以上の人々は深い感動に包まれたそうです。アポロ8号の旅は、科学の大きなチャレンジでしたが、そこで語られた聖書のことばは「わたしたちはどこから来たのか」「なぜこの地球は存在するのか」といった、科学だけでは答えられない問いかけでした。宇宙から見た地球は国境も宗教も関係なく、神が人類を住まわせるために造られた美しい場所として輝いていたのです。そして、その青く輝く地球の背後には、すべてを創造された神の存在が感じられました。 キリスト教会では、「神が語られた言葉で世界がはじまった」と信じています。世界はたまたま生まれたのではなく、神さまの思いや目的があって造られたと考えるのです。宇宙飛行士たちが聖書の「創世記」を読んだのは、その信仰に立っていたからです。そして現在を生きる私たちには、いかに人工知能AIが社会に変革をもたらしても、神さまへの畏れや信じる心を失ってはいけないと警告しているのです。 宇宙から見た青く小さな地球は、私たちがどのように守っていくべきかを問いかけています。それは、神さまがくださった世界をどう大切に生きるかという、問いかけでもあるのです。アポロ8号の旅は、私たち人間が神さまのもとへ立ち帰っていく「心の旅」のはじまりだったのかも知れません。
《祈り》宇宙の広がりの中で、小さな私を覚えてくださる創造主よ。あなたの御前にへりくだり、この美しい地とすべての命を守り生きる力をお与えください。
牧師 和田一郎
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