シオンへの大路

「なんと幸いなことでしょう。その力が、あなたにあり、その心の中にシオンへの大路のある人は。」(詩編84:5新改訳)

「シオンへの大路」と訳している言葉は、英語の新改訂標準訳聖書は「シオンへのハイ・ウェイ」と訳しています。つまり「何かある時にいつも主なる神さまに飛んで行けるような、よく整備された道」ということです。
そうした道を心の中にしっかりと持っている人は何と幸いなのでしょう、と詩人は歌っているのです。
次の6節では「彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所とします。」という恵みが語られています。わたしたちは誰でも嘆きの谷を通るような苦しみを経験します。
しかし、同じ苦しみの経験をしていても、ある人々は、そこを「泉のわく所」「泉のわくような経験」に変えることができるというのです。マイナスの経験をプラスにする力が、そうした人に与えられる、というのです。
それが、「心に広い道を見ている人」であり、「その心の中にシオンへの大路のある人」です。

 聖書と祈りを通して、わたしたちに主との交わり、主との関係を深め、その交わりのパイプを太くすること、すなわち幸いな人生の道を選択するようにと主は導いておられます。
今週も御言葉と祈りを通して神さまにつながる心の道を整備させていただきたいと思います。そして前にも増して、主を深く知り、深く愛する週でありますように。

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘

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