神さまにだっこされている
「あなたがたも、何を食べようか、何を飲もうかと考えてはならない。また、思い悩むな。それはみな、世の異邦人が切に求めているものだ。
あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである。」(ルカ12:29−30)
「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の作詞者として知られている詩人のまどみちおさんが100歳になられた時、新聞にまどさんの「あかちゃん」というタイトルの、こんな詩(抜粋ですが・・)が紹介されていました。
どうも まぶしい・・・/と おもって ハットきがついた/
だっこされてるんだ かみさまに!/あかちゃんは どんなあかちゃんでも/
なんのあかちゃんでも/ママにだっこされてても そのまま/かみさまにだっこされてるんだ
たしかに私たちには、「その日一日の苦労」があります。ある方にとって、今週すべき課題は山積みかもしれません。その日一日の務めとして汗を流すべき事柄があります。
仕事をする人は仕事をし、家事をする人は家事に精を出し、学生でしたら勉強します。
このように、神さまが1人ひとりに与えておられる「務め」や「責任」があることでしょう。そして、同時に、今日の聖句でイエスさまは何度も繰り返して「思い悩むな」と語ってくださっています。
たぶん、それだけ、日々、私たちの能力を超えた?手の届かない事柄に囲まれていて、それゆえにほんとうに思い悩む存在が私たちであることをイエスさまはご存じなのです。
でも、どうでしょう。しばらく目を閉じて神さまのことを思い巡らしてください。今、あなたの心の中にある思い悩みの原因すらも、神さまの御手のご支配のうちにあるのです。
どうか、神さまがあなたの心の目を開いてくださり、この神さまの御支配にあなた自身がどれだけ守られているかをはっきりと受けとめてくださいね。
あなたは神さまにだっこされているのですから!
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘