福音の種まき

「イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへ向かって進んでおられた。すると、『主よ、救われる者は少ないのでしょうか』と言う人がいた。」(ルカ13:22−23)

 日本中会は教職者不足に直面しています。しかし、これはカンバーランドだけの問題ではなく、どの教団、どの教会でも、深刻な問題を抱えています。
そして、これは現在の教会が維持運営されていかないのでは、ということを超えて、私たちクリスチャン/教会に与えられている「福音宣教」という課題にとっても大きなマイナスになっています。
 日本におけるクリスチャンの総人口は、カトリックやプロテスタント、その他を全部含めて1%に満たない状況です。
今日の聖句にもあるように、私たちも「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と問いたくなる状況があります。
 JCGIネットワークはアジアンアクセスジャパンと名前を変えていますが、日本教会成長研修所(JCGIネットワーク)の前理事長の話に耳を疑ったことがありました。
「JCGIネットワークで研修した教会での、ある年の洗礼者数は日本全体の洗礼者数の80%を占めた」ということでした。

 また、最近、駐在や留学のため北米で暮らす日本人で洗礼を受ける人の数の方が、日本の教会で導かれて洗礼を受ける人の数を上回っている、という話も聞きました。
 ポイントは何かと言えば、「いかに救われる人、洗礼に導かれる人が少ないか」ということです。
 こうした現実に直面する時に、まさに今日の聖句にあるような問いかけを、私たちもイエスさまにしたくなりますね。
 でも、これに対する主の答えは「狭い戸口から入るように努めなさい」というものでした。つまりそうした中で私たちがすべきことがあるということです。扉はまだ閉じていないのですから。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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