ほめるための秘策

「わたしはあらゆるものを受けており、豊かになっています。そちらからの贈り物をエパフロディトから受け取って満ち足りています。それは香ばしい香りであり、神が喜んで受けてくださるいけにえです。」 (フィリピ4:18)

 あるキリスト教幼稚園の園長が講演をしてくださったのですが、講演の中で、急に小さな声で、「皆さん、子どもをほめることができるようになる、取って置きの秘策を伝授しましょうか」と言ったのです。
「内緒ですが・・。ご主人に、『トキドキデイイカラ、ワタシノコトヲホメテネ!』と頼みなさい。『綺麗だ』とか『可愛い』が無理なら、『漬物がうまい』とか、『いざとなると片づけが早い』とか、何でもいいから・・。 
結局、人は、ほめてもらうと、ほめることができる。人からほめてもらえないと、その人はほめることができないのです。」と結んでいました。
 私も、本当にそうだろうな、と思いました。私たちはなかなかほめることができません。クリスチャン・スチュワードシップも、まず、「味わう」、「恵みを受ける」、「恵みを数える」、あるいは園長の言葉を借りるならば、「神様にほめていただく」ところから始まります。
そして、その恵みに対する感謝の応答として、私たちは献身のしるしとして、献金すること、時間を捧げること、賜物を用いて奉仕し、祈ったりするわけなのです。そして、それが祝福への道であると、フィリピの信徒への手紙の中でパウロは説いています。

 今日もまず神様にほめていただくことから始めてみましょう。

 いってらっしゃい

 牧師 松本雅弘

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