神さまの力強い御手の下にへりくだる

「だから、神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。そうすれば、かの時には高めていただけます。・・信仰にしっかり踏みとどまって、悪魔に抵抗しなさい。」
(1ペトロ5:6、9)

 歴史博物館に行くと色々な鎧や兜が展示してありますね。そうした武具をよく観察すると、武具の大切な目的について教えられます。それは身を守ることだけではなく、敵を威圧する目的もあったということです。
 そのようにしてさら観察すると何か不思議で、こっけいに感じます。それは本当にこんなもので敵を脅せるのだろうかと思うからです。

 さて日頃、私たちも同じようなことをしていないでしょうか?
 人に対して「凄いだろう!」と誇れるものも、冷静になってみたら自分だけの誇りに過ぎないものであったりします。ましてや唯一の敵であるサタンとの戦いにおいては何の役にも立たないものなのです。

 ではサタンが恐れるものとは何でしょう?
 それは神さまにより頼む、あなたの謙遜さです。サタンは元々高慢な者なので、決して神さまの前にへりくだることなどできません。その結果、神さまから恵みを受けることもできないのです。
 逆に、神さま抜きのあなた自身の頑張りや賢さは、サタンからすれば大したことはありません。その賢さにおいてサタンは、神さまには負けますが、あなたよりはるかに優れた者だからです。

 では、そのサタンに負けないためにはどうしたらよいのでしょうか?
 そうです。ほんとうにへりくだり、神さまの御力により頼むことです。へりくだって神さまの恵みを求める者に、サタンは何の手出しもできないからです。
 もし弱さや足りなさを感じたら、祈りを通して神さまに訴えましょう。そのようにして神さまに近づきましょう。神さまは御自身のもとに身を寄せてくるあなたを、恵みの鎧と兜でしっかりと守ってくださるからです。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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