塩で味付けされた快い言葉

「いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人一人にどう答えるべきかが分かるでしょう。」
(コロサイ4:6)

 ある人がこんな話をしていました。
 私たちがお互いに語り合う時、今起こっている出来事、今している事柄、あるいはこれからしようとする計画について語ることが多いというのです。
 つまり「何しているの?」とか「忙しい?」と訊ねては、日常の出来事を分かち合うように求めているのではないか、と。

 でも、私たちの魂の奥底で求めていることは、「何しているの?」とか「忙しい?」という問いかけではなく、
「あなたのこと、考えていたよ」とか「会いたかった」、「あなたが、ここに居てくれて本当によかった」などの言葉なのではないか、と。
 そして、どんな語り方であろうと「あなたが、ここに居てくれて本当によかった」と語り掛けることは、その人が日ごとのパンを必要としているように必要なことなのだ、と。
 確かに、言われると照れくさいかもしれません。「恥ずかしいから、いいよ」と言うかもしれません。
でも、心の中では、そうした愛と承認の言葉を、私たちは日ごとのパンのように、毎日毎日、繰り返し繰り返し必要としているのではないでしょうか。
そのような言葉こそ、あなたや私を生かす愛の言葉だと思います。

 今日、あなたの身近な方に、「あなたのこと、考えていたよ」、「会いたかった」、または「ここに居てくれて本当によかった」と語ってみてはいかがでしょうか。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、語る前にイエスさまに祈れば、イエスさまは必ず勇気を与えてくださるはずですから。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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