あなたの壺の油は十分ですか?

「愚かなおとめたちは、ともし火は持っていたが、油の用意をしていなかった。賢いおとめたちは、それぞれのともし火と一緒に、壺に油を入れて持っていた。」
(マタイ25:3−4)

 10人のおとめの内の5人はともし火と共に壺に油を準備していましたが、残りの5人はともし火だけで余分な油の備えはありませんでした。
 普通は、ともし火が目立つものですね。でもよくよく考えてみると、見える部分を支えているのが、実は外からは見えない油の存在です。
しかも見えないだけでなく、今日の譬え話で教えられているように、他の人が私に代わって用意できないものが油であるとイエスさまは教えてくださいました。

 そうした意味で、私たちにとっての油って何でしょうか?
 私は「関係」だと思います。人と人との関係、夫婦の関係や親子の関係、家族の関係や職場や学校での人間関係です。
場合によっては、自分自身との関係ということもあるでしょう。自分の心や体をどうメンテナンスしているか。
自分が抱える心配事や悩みとどう向き合っているか、そうした意味での自分自身との関係。
さらに、聖書は、目に見えない大切な油の1つとして、神さまとの関係についても教えています。
 こうした油は周囲からは見えません。でもあなたの働きや活動、日常の営みというともし火を灯し続ける大切な油なのです。
そうした油があるからこそ、やって行けるのですね。

 今日、もう一度、あなたの活動や働きを支える油が十分備えられているかどうか、点検する日にしてみたらいかがでしょうか?

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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