イエスさまにつながり続けたアンデレ
「イエスは、『来なさい。そうすれば分かる』と言われた。そこで、彼らはついて行って、どこにイエスが泊まっておられるかを見た。そしてその日は、イエスのもとに泊まった。」
(ヨハネ1:39)
アンデレは人を見たら、その人を必ずイエスさまに紹介しました。この一事に徹したアンデレでしたが、彼のそうした力の源泉はどこにあったのでしょうか。
私は、この原動力がイエスさまとの出会いの経験にあったと思います。ヨハネ福音書によればアンデレがイエスさまに付いて行き、イエスさまが滞在されていた場所にアンデレも泊まったことが分かります。
実は、その「泊まる」と訳されているギリシャ語が「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝です」という有名なヨハネ15:5の聖句でも使われていて、そこでは「つながる」と訳されていました。
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」
人をイエスさまに紹介する。単純なことのようですが、結構骨の折れることですし、勇気も必要でしょう。でもアンデレはこれを生涯やり通しました。
そして、その原動力がまさに、ぶどうの木につながり続けることにあったことを改めて教えられます。
「来なさい。そうすれば分かる」との導きに従ってアンデレはイエスさまのもとに行きました。そしてイエスさまの言葉通りに「分かる」経験をしました。本当にイエス・キリストという救い主、人生の主に出会えました。
そして初めて深い心の満足をいただきました。そしてこの恵みがなくならないようにとイエスさまのもとに泊まったのです。つまり、ぶどうの木であるイエス様につながり続けたのです。
今日もアンデレと同じように、イエスさまにつながっていましょうね。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘