復活の主の証人として派遣される

「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒1:8)

 今度の日曜日はペンテコステの礼拝です。
「使徒言行録」を読むと、聖霊をいただいた主の弟子たちがエルサレムから始まり、ユダヤとサマリアの全土、そしてローマという「地の果て」にいたるまで、
キリストの復活の証人となるという約束が成就していくプロセスが、実に生き生きと記録されています。
つまり、初代教会の宣教の歴史の背後に、約束の聖霊の御業があったことを「使徒言行録」を通して詳しく証ししているわけなのです。昔から、この「使徒言行録」を「聖霊行伝」と呼ぶのは、そのようなことからです。
ところで、この「使徒言行録」を読むと、私たちクリスチャンの、この地上における大切な2つの使命が明らかにされていきます。

1.あなたがキリストに似たあなたへと変えられていくこと。言い換えれば、イエスさまに代わって「小さなキリスト」として証しに生きること。
2.あなたが属するキリストの体なる教会の働きを通し、神の国の前進のために用いられていくこと。

あなたは、この使命に生きるようにと洗礼を受けキリストの教会の一員に招かれています。明後日の礼拝は、主イエスを信じる者すべてに聖霊が降り、私たちが復活の主の証人として遣わされていくことの記念の礼拝です。
そして礼拝の最後に、派遣の言葉が語られます。では、あらためて、もう一度・・・

平和のうちに世界へと出て行きなさい。
勇気を持ちなさい。いつも善を行うよう努めなさい。
悪をもって悪に報いてはなりません。
気落ちしている者たちを励ましなさい。
弱い者たちを支え、苦しんでいる者を助けなさい。
すべての人を敬いなさい。
主を愛し、主に仕え、聖霊の力によって喜びなさい。

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘

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