忙しさの中で

「朝になると、イエスは人里離れた所へ出て行かれた。」(ルカ4:42)

 今日から10月です。社内の異動で新しい環境で仕事を始める方もあるでしょう。今日の一日が、主イエスのお守りの中におかれますようにと祈ります。
私たちは、日々の忙しさで緊張とストレスを抱えています。忙しさの合間にテレビ、ビデオ、雑誌、パソコン、ショッピングなどで気分転換をすることが多くあります。
でも、それで満足できるか、と言えば、決してそうではありません。なかなか癒されない思いや、安らげない心を抱えたまま、仕事や家事に戻っていくのが現実です。
カウンセラーの海原純子さんがこんなことを書いていました。

「カウンセリングにかかわってきて感じるのは、人を疲れさせたり病気に追い込むのは、ただ単に忙しいということではなく、納得がいかない忙しさなのか否か、ということが問題だということだ。
自分が納得いく忙しさ、自分でやりたいと思うことをやっている忙しさなら、体が疲れても休息をとれば回復する。心までも疲れ切ってしまわない。ところが、嫌なことを我慢してやっていると、休んでも疲れが残る。
そのうち、酒やたばこや買い物でまぎらわせ、それをストレス解消とか、自分にごほうびとか言って、正当化する。
しかし、根本的な問題は、自分が本当に納得のいく生き方をしているかどうかということなのだ。この大前提を間違ってはいけない。お金があっても、大会社に勤めても、地位を得ても、心が満足せず空虚だということになる。
それを埋めようとして、さらにワーカホリックになったり、買い物をしたりして、まぎらわしている人が何と多いことだろう。・・・」

主イエスも、忙しい毎日を送っておられました。その中で喜びをもって過ごされた最大の秘訣は、神さまとの交わりにありました。今日、どこかで、心を神さまに向けるひと時を取ってみてはいかがでしょうか?

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘

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