母親の知恵

「どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」(1テサロニケ5:18)

 あるお母さんが子どもたち送ったメールです。

母さんは子どもが生まれた時に20年後にこんな人になって欲しいと思って育てました。20年後に一人で立って歩いていける人、すべてに感謝できる人、すべてに幸せと感じて生きている人です。
母さん自身は親の愛情を受けないで育ったので(祖父母の愛情は受けています。母はいいお嫁さんでした。母は母で私の真似のできない苦労をしています。)、子どもは絶対に幸せにしたいと思っていました。
おんぶや抱っこはいっぱいしたよ。愛情を育むためです。
絵本をいっぱい読んだね。感受性を育てるためです。
手伝いをいっぱいさせたね。強い心を育てるためです。
「ありがとう」をいっぱい言わせたね。感謝の心を育てるためです。
親子劇場やコンサートに連れて行ったね。本物に触れることが大事だからです。
人の批判やウワサ、ワルクチは言わないように気をつけたよ。言った人も聞いた人も魂がヨゴレるからです。
いっぱい、誉めて育てたね。自信を持つようになるためです。
子ども同士を比べて育てることはしなかったね。それぞれが素晴らしい人間だからです。
きりがないけど、そうやって小さいことを大切に大切にしてきました。
そうして20年経ったら3人の子どもが「こんなふうに育ててくれてありがとう」と言ってくれるようになりました。
「生まれてきてよかった。生んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。」そんな言葉をたくさんいただきました。
「生まれてきてよかった!」そう思える子どもを持つことほど親にとって幸せなことはありません。親はそれだけで十分幸せです。

たくさんの知恵が詰まった言葉ですね。今日も恵みを数え「ありがとう」を大切にしていきたいですね。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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