天国での記念撮影
「彼らは助け合い、互いに励ましの声をかける」(イザヤ41:6)
「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。」(1コリント15:58)
私の友人チェイ先生が、韓国オンノリ教会の英語部の牧師をしていた頃の話をしてくれました。
ある時、同じ規模のサラン教会のスタッフとサッカーの試合をしたそうです(2つの教会とも信徒数2万人以上の大教会ですのでスタッフも大勢います)。
相手のサラン教会はユニフォームを揃えていましたが、オンノリ教会にはありませんでした。見かねたオンノリ教会の長老がチーム全員のためにユニフォームとシューズを新調してくれたそうです。
当日、ゲームは相手にリードを許す展開でした。チェイ先生はベンチで出番を待っていましたが、替えてもらえる気配がありません。その後、試合は逆転しオンノリ教会が勝利しました。
でもチェイ先生はその勝利を手放しで喜ぶことは出来ませんでした。なぜなら、最後まで出番がなかったからです。
試合後、皆で記念撮影をしました。泥だらけのユニフォーム、顔は汗でびっしょり。髪も振り乱した状態での記念撮影でした。
でもチェイさんだけは新品のユニフォームと新品の靴。髪もきちっと整っています。彼は今でもその写真を見るたびに〈プレーしたかった。みんなと一緒に泥だらけのユニフォームとシューズで写りたかった〉と悔しい思いになるそうです。
チェイさんは話の最後を次のように締めくくっていました。
「生涯が終わり、天国で兄弟姉妹たちと一緒に記念撮影をするとしたら、あなたはどんな姿で写りたいですか?」と。
この地上の生涯は、召される時をじっと座って待つためのベンチではありません。あなたはどんな姿で天国での記念写真に写りたいですか?
新しい1週間が始まったばかりです。今日の10月19日、人生の新しい1ページをスタートするあなたに、God Bless You! 神さまの祝福がありますように!
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘