あなたはどのように祈っておられますか?

「主が来られ、そばに立って、これまでと同じように呼ばれた。『サムエル、サムエル。』サムエルは答えた。『お話しください。僕は聞いております。』」(サムエル記上3:10)
 以前、高座教会に、祈りについてお話ししていただくために、本郷台キリスト教会牧師の池田博先生をお迎えしたことがあります。 その時、先生が、「私たちクリスチャンはしばしば、サムエルとは逆のことをしているのではないか。『お話しください。僕は聞いております。』ではなくて、『主よ、黙っていてください。僕がお話ししますから…』となるでしょう」と笑ってお話ししてくださいました。 お話をお聞きしながら、私がしょっちゅうやっていることだと思わされました。 考えてみれば、神さまの語り掛けには耳を傾けずにただ一方的に話しているのなら、それは祈りではなく、ただのおしゃべりに過ぎないわけですね。 私たちの方から願い、感謝し、賛美し、告白し、まず神さまに聴いていただくことは素晴らしいことです。そのようにして、思いの丈を、訴え、吐き出す。そして心が軽くなったところで、今度、神さまの御声に集中する。それが「聴く祈り」、あるいは、「待つ祈り」などとも呼ばれる祈りです。 そう言えば以前、教会員の方がメールで説教感想を寄せてくだったことがありました。 「私たちは、たくさんのことを主に願いますが、主も私たちに願っておられること。すでに主から投げかけられたボールをそのままにしているのではないか、問われました。…『お話しください。僕は聞いております。』とみ心を待つことの大切さを思いました。『僕は語ります。主よ、お聞き下さい』と立場を逆転しないようにわきまえながら。み言葉なるイエスさまに誠実に従っていく歩みでありたいと願います。」  あなたはどのように祈っておられますか?
 いってらっしゃい。
 牧師 松本雅弘
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