主を証しする責任
「イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへと旅を続けられた。すると、『主よ、救われる人は少ないのでしょうか』と言う人がいた。」(ルカ13:22−23)
今日、定期中会会議が行われます。現在、日本中会は教職者不足に直面しており、同時に、これはカンバーランドだけの問題ではなく、どの教団、どの教会でも共通してかかえもつ課題です。そして現在の教会が維持運営されていかないのではないか、ということを超えて、私たちクリスチャン/教会に与えられている「福音宣教」という視点から見ても深刻な課題だと思います。 よく言われることですが、日本におけるクリスチャンの総人口は、カトリックやプロテスタント、その他を全部含めて一%に満たない状況です。今日の聖句にもあるように、私たちも「主よ、救われる者は、少ないのでしょうか」と問いたくなる状況があります。 以前、耳を疑うような、こんな話を聞きました。駐在や留学で北米で暮らす日本人が、導かれて現地で洗礼を受ける人数の方が、日本全国の教会で導かれて洗礼を受ける人の数を上回っているのだそうです。 ポイントは何かと言えば、「いかに救われる人、洗礼に導かれる人が少ないか」ということです。こうした現実を突きつけられる時、まさに今日の聖句にあるような問いかけを、私たちもイエスさまにしたくなります。 でも、これに対する主イエスの答えは何でしょう?「狭い戸口から入るように努めなさい」というものでした。つまり「努めるべき」、私たちの側の責任があるということでしょう。扉はまだ閉じていないのですから。 今、収穫の秋まっさかりです。私たちも主を証しする責任を、受け取り直して歩んでゆきたいものです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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