言葉の管理人

ヤコブの手紙 3章2-5節
「私たちは皆、度々過ちを犯します。言葉で過ちを犯さないなら、その人は体全体を制御することのできる完全な人です。馬を御するには、口にくつわをはめれば、その体全体を操ることができます。また船を見なさい。あのように大きくて、風に激しくあおられていても、ごく小さな舵によって、舵取りの望む方に操られて行きます。 同じように、舌も小さな器官ですが、大言を吐くのです。見なさい。いかに小さな火が大きな森を燃やすことか」
 私たちは「言葉」の管理人です。 自分の賜物の管理の中で、もっとも難しいものの一つが「言葉」ではないでしょうか。「口は災いの元」と言いますが、口を制御できるなら、全身どこでも制御できるくらい難しいと今日の聖句は教えています。「馬のくつわ」、や「船の舵」のように、言葉は心と体全体に影響するのですね。人を傷つける言葉は自分の心や体にも影響して、いつの間にか自分も傷を負うことになります。逆に相手に優しい言葉をかけたり、赦したりする言葉によって、自分の心身が解放されることがあります。しかし、この聖句は、言葉に消極的になるように教えているのではないでしょう。言葉は私たちに与えられた恵みですから、その豊かさにも目を向けたいと思います。 「黙っているのに時があり、話すのに時がある」(コヘレト3:7 新改訳2017) 話すことだけではなく、黙ることも大切です。神様は、すべてを時に適うように治めておられますから、自分の時ではなくて、神様の時に語りましょう。 《祈り》この口を与えてくださった神様、私たちに語るべき言葉を与えてくださり有難うございます。しかし、その時でなければ黙ることも大切です。語る言葉が生きる力となりますように、語る自分にも、そして隣人にとっても励ましとなりますように。
牧師 和田一郎
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