現在、過去、未来の神

「ヤコブと共に、それぞれ家族を連れてエジプトにやって来たイスラエルの子らの名は次のとおりである。ルベン、シメオン、レビ、そしてユダ。イッサカル、ゼブルン、そしてベニヤミン。ダンとナフタリ、ガドとアシェル。ヤコブから生まれた者は全部で七十人で、ヨセフはすでにエジプトにいた」  (出エジプト記1章1−5節)
 これは、旧約聖書に登場するイスラエル民族の父祖たちの名前です。皆さんは父親、母親とその祖父母たちの生い立ちを、どれくらい知っていますか? 私の和田という苗字は、父の実家がある愛川町にたくさんあって、鎌倉時代に和田一族が北条氏に敗れて散っていった土地の一つだと聞きました。確証はありませんが、それが日本人としての私の物語です。そして、聖書に書かれているアブラハム、イサク、ヤコブの系譜は私にとって、もう一つのアイデンティティの物語です。自分がどのような存在なのか、自分はどのようにこの時代を生きるのだろうか。それを知る手がかりがあります。歴史を通して神様が「神の民」に関わってくださった絆の物語を読むことによって、自分自身の物語をつくりあげていくことができるのです。
「これまでに書かれたことはすべて、私たちを教え導くためのものです。それで私たちは、聖書が与える忍耐と慰めによって、希望を持つことができるのです。」(ローマ書15:4)
《祈り》私の主であり師である神さま、これまでの私の歩みは聖書の物語から続いています。あなたはあらゆる命を作り、人格を与え、歴史をとおして私の物語をつづってくださいました。人生という素晴らしい物語。今日、新しいページを開ける恵みに感謝いたします。
牧師 和田一郎
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