夕から始まる恵みのリズム

「神は言われた。「光あれ。」すると光があった。神は光を見て良しとされた。神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。」 (創世記1章3-5節)
 聖書によれば、一日は夕方から始まります。創世記1章には、神さまが造られた一日の営みが書かれています。「夕べがあり、朝があった。第一の日である。」と。ですから聖書の時間では一日は「夕べ」から、すなわち日没時から始まるとされているのです。たとえばクリスマス・イヴの「イヴ」は「evening」「夕べ」に由来しています。クリスマスは12月25日なのに、その前夜の24日が祝われているのは、一日が前夜の日没から始まるからです。カトリックの復活祭やクリスマスなどの祭日の典礼は、一日前の「晩の祈り」から始まるそうです。ですから25日の夜はクリスマスが終わっているのですが、記念してお祝いすることはよいことです。  ある人は、この夜から一日が始まる聖書のリズムを「恵みのリズム」だといいました。詩編に次の言葉があります。 「主の怒りは一時。しかし、生涯は御旨の内にある。夕べは涙のうちに過ごしても 朝には喜びの歌がある。」(詩編30:6)夜寝る時には泣いていても起きる時には、それをすっかり拭い去って喜びになっている。昼間は仕事や人間関係などから辛い事もあるわけです。しかし、それらを夜という静寂の間に拭い去って、恵みから朝をはじめることができます。ですから夜にしっかり寝る事は大切なことです。朝、恵みをしっかり受け取って、その日の活動をスタートするのが聖書的なのですね。神さまのサイクルは、まず恵みから始まることを覚えましょう。
《祈り》神さま、あなたの愛はいつも私たちの愛に先行しています。まずあなたが私たちを愛してくださいました。今日という一日も、まず夜という静寂の中で安らぎを与え、朝の光の中で希望を与えて、私たちを送り出してくださり有難うございます。感謝ではじまり感謝で終わる一日でありますように。
牧師 和田一郎
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