励ます人でありたい

「きょうだいたち、喜びなさい。初心に帰りなさい。励まし合いなさい。思いを一つにし、平和に過ごしなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。」 (コリント信徒への手紙二13章11節)
 小田急線登戸駅からバスで10分ほどの静かな丘陵地に「藤子・F・不二雄ミュージアム」がありました。小学2年の息子はなんど言い聞かせても「ドラえもんミュージアムだ!」と呼びますが、あくまでも藤子・F・不二雄氏(本名:藤本弘)の作品が展示されているミュージアムです。川崎市で長年、暮らしていたのでその地に設立されたようです。 富山県高岡市に生まれ、のび太のように弱虫で学校には居場所がない藤本少年は、SFや童話の世界に入りこみ、その世界を絵に描いて遊んでいるうちに、後年コンビを組む、安孫子素雄という一人の友達ができた。二人が町の本屋で偶然見つけた1冊の漫画「新宝島」が彼らを虜にする。 その作者は手塚治虫。当時弱冠19歳。映画のようなカット割り、骨太のストーリー、見たことのない斬新な漫画だった。いても立っても居られず、自分の描いた絵を手塚に郵送した。すると、なんと本人から返事が来た。その返事のハガキがミュージアムに展示されていて感心しました。「しっかりとしたタッチで、将来が楽しみです。頑張ってくれたまえ・・・」。その文章は四角い渦巻きのような構図で書かれていて、渦巻きが中心に行くほど文字も小さくなっていくという、なんともユニークにデザインされたハガキでした。二人はたいへん励まされ、返事をもらってから、彼らは手製の漫画雑誌を作りはじめ、近所の子どもたちに大評判となったそうです。 イエスさまの7人の弟子たちは、夜通し漁をしたのに何の成果も得られなかった。収穫ゼロで空しいものでした。ところが復活されたイエスさまが「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と湖畔で待っていて励ましてくださいました。イエスさまは、今も生きて私たちを励ましてくださっています。私たちも信仰をもって励ます者でありたい。 「人間の最高の義務の一つは、人を励ますことである。他人の理想を嘲笑し、他人の熱意に冷や水をかけ、他人を落胆させることは簡単だ。この世の中はそのような他人を失望させる人で満ちている。その中にあってキリスト者は互いに励まし合わなければならない。称賛や感謝の言葉は、しばしば人を助け起こす。このような言葉を語る人は幸いである」 (ウィリアム・バークレー)
《祈り》主よ、私を励ましてくださるのは神の霊です。そして、私が誰かを励ますことができるのも神の霊の力によるのです。どうか自分の高ぶった力ではなく、主にへりくだり、聖霊の働きによって励ます者とさせてください。
牧師 和田一郎
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