「そこからこられて、生きている者と死んでいる者とをさばかれます」【使徒信条シリーズ⑨】

(全11回 月曜-水曜)
「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。そして、すべての国の民がその前に集められる・・・」 (マタイによる福音書25章31-32節)
 ある晩、寝る前に10歳の女の子がママに聞きました。「ねぇママ、今までで一番うれしかった日はいつ?」ママは少し考えてから答えました。「それはね、ママがちょうど今のあなたくらいのときだったの。ママのお父さん、つまりあなたのおじいちゃんは兵隊で戦争に行っていたの。でもある日、亡くなったって知らせが届いたの。ママもママのお母さんも、とても悲しかったわ。その夕方、二人で家の玄関に座って夕日を見ていたの。そしたら、遠くから誰かが走ってくるのが見えたの。ほこりを巻き上げて。ママのお母さんは、ママの手をぎゅっと引っ張って一緒に走り出したわ。近づいてきたその人は、なんと「死んだ」と聞かされていたお父さんだったの。ママのお母さんはお父さんに飛びついて、ママも思いっきり抱きついたわ。 でもママの手がつかんだのは洋服の袖だけ。お父さんは腕を失い、体も傷だらけだったの。」ママは少し涙ぐみながら、こう続けました。「あの日が、ママにとって生きてきて最高の日だったわ。でもね・・・これから迎える本当の「最高の日」は、イエスさまが戻って来られて、私たちを迎えに来てくださる日。きっとそのとき、イエスさまも傷だらけのお姿で現れるの。私たちの罪のために、戦ってくださったからね。そのとき、あなたもママも思うのよ。『今日が、生きてきて本当に最高の日だ』ってね。」(参考文献『わたしの使徒信条』藤本満)  イエス・キリストは、やがてもう一度この世に来られ、生きている者も死んだ者も正しく裁かれます。それは恐ろしいものではなく、正義の裁きが行われる希望です。イエスを信じる者は、その裁きを恐れずに主の前に立つことができ、毎日を誠実に生きる力と平安が与えられるのです。
《祈り》イエスさま、あなたが再び来られる日、すべての涙はぬぐわれ、正義と愛が満ちあふれることでしょう。あなたの傷も、私たちを救うための深い愛のしるしです。どうか恐れではなく、感謝と信頼の心で備えさせてください。
牧師 和田一郎
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