信仰の百名山

「モーセは次のように彼らに命じ、カナンの地の偵察に遣わした。『ネゲブに行き、さらに山に登って、その地がどのような所か観察しなさい』」 (民数記13章17-18節)
 『日本百名山』は、作家であり登山家でもあった深田久弥(ふかだきゅうや)さんが、1964年に発表した本です。深田さんは、自分が実際に登ったたくさんの山の中から、特に心に残った100の山を選び、北海道の利尻岳から九州・屋久島の宮之浦岳までの山々を紹介しています。そこには実際に登った深田さんが、歴史や文化、伝説、地質などから人格ならぬ「山格(さんかく)」のようなものを感じとり、その思いを愛情を込めて語っているところに魅力があります。 「なんで勝手に決めた山を100で区切るんだ」「あの山が入って何故この山が入らないんだ?」という批判的な声は当初から数々あったにもかかわらず、多くの人々に共感を得ているのは、深田さんがすべての山に実際に登って得たていねいな知見、百名山に選ばれなかった数百もの山にも登っている誠実さからの100選というのが、今もなお認められている理由ではないでしょうか。ちなみに私は数えてみると百名山のうち20座に登頂していました。信仰の百名山もまだそのぐらいでしょうか。「あと80座?・・・」なにか山に招かれているような気持ちになります。 ヨシュアは、長年イスラエルの民を導くリーダーであるモーセに従い、荒野の旅路を共にした忠実なしもべでした。また、カナンの地を実際に自分の足で歩き偵察して戻ってきた際「私たちには主が共におられます。彼らを恐れてはなりません。」(民14:9)と信仰に立って伝えた人でした。彼が偉大なモーセの後を継いでイスラエルの民を導くことができたのは、ヨシュアのモーセに対する忠実さと、偵察したカナンの地について、主が与えてくださると信仰によって報告した、神への忠実さによるのです。その生きざまが強い証しとなって人々を導いたのです。
《祈り》恵み深い神さま。あなたがヨシュアを力強く導かれたように、人の目ではなく、人の知識によるのではなく、実際にあなたが与えてくださった御業を証しすることができるようにしてください。主が共におられることを受け止めて歩むことができますように。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/