「聖徒の交わり」【使徒信条シリーズ⑫】
(月曜-水曜)
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者と思ってはなりません。」 (ローマの信徒への手紙12章15-16節)
アメリカの牧師C・スウィンドルが若いころ、従軍牧師として海軍に仕えていた時代のことです。ある日、海兵隊時代の親友から連絡があり、驚くことに、その友人は退役後クリスチャンになっていました。彼はかつて酒に強く、けんか好きで教会とは無縁の男でしたが、今は信仰者となり、スウィンドル牧師にこう語りました。 「クリスチャンになって本当によかった。でも、昔のことを振り返ってひとつだけ懐かしく思うんだ。あの頃、飲み屋で何も隠さず、騒いで、語って、悩みも打ち明け合った。あの正直な交わりは忘れられないよ。」後日、スウィンドル牧師はある本の中でこんな言葉を読み、深く共感しました。「キリストが願っておられる教会の交わりとは、もしかすると街角の酒場に似ているかもしれない。酒ではなく聖霊によって満たされ、身分や立場に関係なく、ありのままを受け入れ合う場所。完璧な人間はいないが、互いの悩みに耳を傾け、涙し、笑い、秘密を守り、理解し合う交わり。」それを読んだ牧師は、あの友人の言葉と重ねながら「これが教会のあるべき姿なのかもしれない」と思ったのです。(『わたしの使徒信条』藤本満より) 使徒信条の「聖徒の交わり」とは、まさにそうした霊的なつながりを指します。「聖徒」とは特別な聖人ではなく、すべてのキリスト者を意味します。信仰によって神に聖とされた者たちが、互いに祈り合い、助け合い、共に歩む交わり。それは地上の教会の交わりだけでなく、天に召された聖徒たちとのつながりも含みます。私たちは、キリストによって結ばれた「神の家族」なのです。
《祈り》神さま、私たちが誰かを排除したり、見下したりすることなく、ありのままを受け入れ、弱さをさらけ出せる共同体として歩めるように助けてください。あなたが、この罪深い私たちを、聖徒としてくださったことを感謝します。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者と思ってはなりません。」 (ローマの信徒への手紙12章15-16節)
アメリカの牧師C・スウィンドルが若いころ、従軍牧師として海軍に仕えていた時代のことです。ある日、海兵隊時代の親友から連絡があり、驚くことに、その友人は退役後クリスチャンになっていました。彼はかつて酒に強く、けんか好きで教会とは無縁の男でしたが、今は信仰者となり、スウィンドル牧師にこう語りました。 「クリスチャンになって本当によかった。でも、昔のことを振り返ってひとつだけ懐かしく思うんだ。あの頃、飲み屋で何も隠さず、騒いで、語って、悩みも打ち明け合った。あの正直な交わりは忘れられないよ。」後日、スウィンドル牧師はある本の中でこんな言葉を読み、深く共感しました。「キリストが願っておられる教会の交わりとは、もしかすると街角の酒場に似ているかもしれない。酒ではなく聖霊によって満たされ、身分や立場に関係なく、ありのままを受け入れ合う場所。完璧な人間はいないが、互いの悩みに耳を傾け、涙し、笑い、秘密を守り、理解し合う交わり。」それを読んだ牧師は、あの友人の言葉と重ねながら「これが教会のあるべき姿なのかもしれない」と思ったのです。(『わたしの使徒信条』藤本満より) 使徒信条の「聖徒の交わり」とは、まさにそうした霊的なつながりを指します。「聖徒」とは特別な聖人ではなく、すべてのキリスト者を意味します。信仰によって神に聖とされた者たちが、互いに祈り合い、助け合い、共に歩む交わり。それは地上の教会の交わりだけでなく、天に召された聖徒たちとのつながりも含みます。私たちは、キリストによって結ばれた「神の家族」なのです。
《祈り》神さま、私たちが誰かを排除したり、見下したりすることなく、ありのままを受け入れ、弱さをさらけ出せる共同体として歩めるように助けてください。あなたが、この罪深い私たちを、聖徒としてくださったことを感謝します。
牧師 和田一郎
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