人生の分水嶺
「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」 (ローマの信徒への手紙 12章21節)
ガンジーは、南アフリカの鉄道の一等客車から降ろされました。茶色の肌のインド人と、同じ座席にいるのはいやだと、白人の乗客が警官に頼んだのです。お金を払って一等席の切符を持っていたのに、席から追いだされたガンジーは、駅の凍るような待合室で震えながら、一夜を明かさなければなりませんでした。 その夜、ガンジーの前に三つの道がありました。何もなかったふりをして、それまで通り黙っているか。差別されない祖国インドへ帰るか。それとも、この地にとどまって、不正と戦うか。ガンジーは三番目の道を選びました。それは、怒りではなく、正義への情熱によって選ばれた道でした。 彼の闘いは剣によらず、暴力によらず、真理の力によるものでした。「サティヤーグラハ(真理をつかむ力)」と呼ばれる非暴力の運動は、後の世界に大きな影響を与えます。ガンジーは、南アフリカでの、この体験を、人生の変わり目だったとのべています。彼が受けた屈辱は、やがて世界の平和を動かす分岐点となったのです。 「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」 彼は憎しみを憎しみで返さず、心を尽くして善を行いました。彼の姿は、十字架の上で敵を赦したイエスの姿にも重なります。 人は屈辱の中でこそ、本当の使命を見いだすのかもしれません。冷たい駅の夜、ガンジーは闇の中で光を見ました。それは、自分のためではなく、他者のために生きるという道でした。
《祈り》主よ、あなたは不正と暴力に満ちた世の中にあっても、平和と真実を求める心を私たちに与えてくださいました。屈辱の中にあっても怒りに支配されず、善をもって悪に向き合う力を与えてください。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/
ガンジーは、南アフリカの鉄道の一等客車から降ろされました。茶色の肌のインド人と、同じ座席にいるのはいやだと、白人の乗客が警官に頼んだのです。お金を払って一等席の切符を持っていたのに、席から追いだされたガンジーは、駅の凍るような待合室で震えながら、一夜を明かさなければなりませんでした。 その夜、ガンジーの前に三つの道がありました。何もなかったふりをして、それまで通り黙っているか。差別されない祖国インドへ帰るか。それとも、この地にとどまって、不正と戦うか。ガンジーは三番目の道を選びました。それは、怒りではなく、正義への情熱によって選ばれた道でした。 彼の闘いは剣によらず、暴力によらず、真理の力によるものでした。「サティヤーグラハ(真理をつかむ力)」と呼ばれる非暴力の運動は、後の世界に大きな影響を与えます。ガンジーは、南アフリカでの、この体験を、人生の変わり目だったとのべています。彼が受けた屈辱は、やがて世界の平和を動かす分岐点となったのです。 「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」 彼は憎しみを憎しみで返さず、心を尽くして善を行いました。彼の姿は、十字架の上で敵を赦したイエスの姿にも重なります。 人は屈辱の中でこそ、本当の使命を見いだすのかもしれません。冷たい駅の夜、ガンジーは闇の中で光を見ました。それは、自分のためではなく、他者のために生きるという道でした。
《祈り》主よ、あなたは不正と暴力に満ちた世の中にあっても、平和と真実を求める心を私たちに与えてくださいました。屈辱の中にあっても怒りに支配されず、善をもって悪に向き合う力を与えてください。
牧師 和田一郎
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