「神が送った唯一の理解者」 その時パウロは考えた④

全12回 月曜-火曜
「しかしバルナバは、サウロを引き受けて、使徒たちのところへ連れて行き、彼が旅の途中で主に出会い、主に語りかけられ、ダマスコでイエスの名によって堂々と宣教した次第を説明した。」 (使徒言行録9章27節)
 復活したキリストと出会い、生まれ変わったサウロ(後のパウロ)は、街に出て「イエスこそ神の子である」と語り始めました。しかし、誰も信じてはくれません。昨日まで迫害者だった男が、今日からキリストの伝道者だと言っても、誰も信じません。敵だった者たちからは疑われ、かつての仲間からは裏切り者とみなされ命を狙われました。どこにも居場所はなく孤立したサウロは祈りました。「主よ、わたしは本当に赦されたのでしょうか」その祈りに応えるように、神は一人の人を送ってくださった、それがバルナバでした。 サウロに冷たい視線を送っていた人々の中で、バルナバだけは違いました。彼はサウロの「過去」ではなく、「今、神が彼の中に何をしておられるか」を見たのです。外見や噂ではなく、神の力がどのように人を変えるかを信じていたのです。バルナバは、人がどんなに罪深い過去を持っていても、神の赦しによって新しく生きられることを信じていました。サウロがどれほどの過ちを犯したかよりも、「神が彼を選び、立ち上がらせた」という事実に目を向けたのです。 バルナバにとって、信仰とは「過去を裁くこと」ではなく「神の赦しは人を変える力がある」ことを信じることでした。神はサウロのために、バルナバという理解者を備えておられました。それは、神の恵みは、ある人を通して他の人を励ますことを示しています。バルナバは、過去ではなく神の働きを見ました。彼はこう信じていたのでしょう。「神が変えた人を、私は信じよう」と。 サウロはその後、多くの人に手を差し伸べていくことになるのです。マルコ、テモテ、シラスなど・・・。 その時パウロは考えた:「神の愛があれば、人生何度でもやり直しできる」
《祈り》主よ、今の私は人にレッテルをはって過去ばかりを見つめています。過去ではなく、今あなたがなしておられることを信じて、人を励まし、信頼できる者であらせてください。
牧師 和田一郎
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