旧約時代にも聖霊は存在したのか?

「神よ、私のために清い心を造り 私の内に新しく確かな霊を授けてください。あなたの前から私を退けず 聖なる霊を私から取り去らないでください。」 (詩編51編12-13節)
 「聖霊」というと、多くの人はペンテコステの日に、弟子たちに降った出来事を思い浮かべます。そのため、「聖霊は新約聖書になって初めて現れたのではないか」と考える人もいます。しかし、聖書をよく読むと、聖霊は旧約時代から働いておられたことが分かります。この詩篇を書いたダビデは、自らの大きな罪を悔い改める中で「聖なる霊を私から取り去らないでください」と祈りました。ダビデは、自分の内に働いてくださる神の霊の慰めと導きを知っていたのです。 また、預言者エゼキエルは、「新しい心」と「新しい霊」を神が与えてくださると語りました(エゼキエル36:26)。人の心を変え、神へと向かわせる働きは、すでに旧約の時代から聖霊によって行われていたのです。 では、ペンテコステは何だったのでしょうか。それは聖霊が初めて来られた日ではなく、すでに働いておられた聖霊が、教会の誕生とともに力強く注がれた日でした。まるで静かに流れていた川が、大きな奔流となってあふれ出たような出来事だったのです。ダビデが求めた「清い心」と「新しい霊」は、私たちにも必要です。旧約の時代も、新約の時代も、人を新しくし、神へと導くのは同じ聖霊です。その聖霊は今日も私たちの内に働き、「新しい心」を造り続けてくださるのです。
《祈り》あなたの聖なる御霊が、旧約の時代から人々を導き、慰め、新しい命へと招いてこられたことを感謝いたします。どうか私たちの内に聖霊を豊かに住まわせ、迷う時には導きを、弱る時には力を、悲しみの中には慰めを与えてください。
牧師 和田一郎
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