御言葉にとどまる
「イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。『わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。』」(ヨハネ8:31)
イエスさまの御顔を肉眼で見、またその御声を実際に耳にしたペトロやヨハネやヤコブたちを羨ましく思ったことはありませんか?
イエスさまの背丈はどのくらいだったんだろう、とか。その御顔はどうだったのだろう?また、どんな声の調子で神の国の福音を説教されたのだろう、と考え始めたら切りがありませんね。
そうなるとなおのこと、その場に居合わせた弟子たちは、何と恵まれた存在だったかと思います。
でも、どうでしょう?イエスさまは「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当のわたしの弟子である」とお語りになりました。
イエスさまの御顔を肉眼で見たり、その教えを直に聞くことが弟子の条件ではありません。イエスさまの言葉にとどまる者こそが、イエスさまの本当の弟子なのだ、と今日の御言葉は教えています。
ですから、今の時代でも、イエスさまの弟子として生きる道は、豊かに備えられていることを覚えましょう。
イエスさまは、「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当のわたしの弟子である」と言われました。
ところで、あなたにとってイエスさまの言葉にとどまる、ということは何を意味しているでしょうか?
主の言葉を聞いて、そしてとどまる。時間をかけて思いめぐらすこと。心に残った御言葉を暗誦すること。その御言葉を生活の中で実践してみること。
こうした1つひとつのことが、御言葉にとどまることだと思います。
今日、あなたはどのように御言葉にとどまり、イエスさまの本当の弟子としての歩みを進めて行かれますか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘