子育ての3つのポイント

「そして、子どもたちを抱き上げ、手を置いて祝福された。」(マルコ10:16)

 4月になり、高座みどり幼稚園は「認定こども園」としてスタートして5年目を迎えます。1日には長時間保育の入園式が行われ、10日には標準保育の入園式があり、新たな子ども達が入園してきます。
子どもたちとそのご家族が、入園をきっかけに、イエスさまと出会うことができるようにと祈っていきましょう。第二主日(14日)にはファミリーチャペルがありますので、そのことも覚えて祈ってください。

 さて、イエスさまの周りにはいつも大勢の人がいました。そこに赦しがあったからです。人を受け入れる雰囲気が満ちていたからです。
話を聞こうとやって来た人、病気を治してもらおうとして来た人、悲しい心を慰めてもらいたいと思って集まって来た人。煙たがられているのではなく、歓迎されていることを肌で感じることができました。
 子どもたちにもそれが分かっていました。イエスさまはそうした彼らを抱き上げ、手を置き、祝福されたと聖書は教えます。

 実はここにイエスさまが教える《子育ての3つのポイント》があるのです。
 第1に「抱き上げる」。スキンシップです。抱き上げられた子どもは、自分の存在相手に任せる経験によって人を信頼する能力、外界への信頼感を培かわれていくと言われます。〈人を信頼していい/自分を任せてもいい〉そうした信頼感です。その結果、冒険心もわいてきます。自分を発揮することができるのです。
 第2に「手を置く」。これは祈りです。「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。」とパウロは教えています(1コリント3:6)。本当の意味で子どもを成長させてくださるお方は神さまです。ですからそのお方に祈るのです。
 第3に「祝福する」。ほめることです。何かを見つけてほめます。その子であることを認めることです。ほめられることにより、ありのままの自分自身と向き合う力が湧いてきます。

 最後に一言。イエスさまは子どもたちだけでなく、あなたに対しても同じことをしてくださっていること、知っていますか? あなたも神の子ですからね!

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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