神さまの建物
「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか。」(1コリント3:16)
お隣の大和カルバリー・チャペル大川従道牧師をご存知ですか。学生の頃、キリスト者学生会の集会に先生をお招きしたことがありますが、その時の講演題が「あなたにも闇がある」でした。
生活の中には、人に話したくない、知られたくない闇があるというのです。そういうものは明るいところに出したくないから、こっそりと隠しておくものです。
学期末にもらった成績表を教室のかげの方に行ってこっそりと開く。友達にも、ましてや親にも知られたくない秘密があるでしょう。大川先生は、そういう私たちの現実についてお話してくださいました。
とても共感をもって聴いたことを思い出します。
さて「闇」の関係で言えば、聖書はもう1つの真理を伝えています。それはその闇にも神さまがおられるということです。
それを知ったとき、「ヒエー!」と思いました。「マジ!」と思いました。「ヤバイ!」と思いました。なぜなら「あの時、あの場所」にも神さまがおられたからです!
でもそうした時、心に留めたいことがあります。それは、神さまというお方は「生活指導の先生」(生活指導の先生、御免なさい!)のようなお方ではないのです。
親身になり、自分のことのように心にかけて下さる。とことん付き合ってくださる。あなたのことを誰よりも大事にし、分かろうとしてくださる。
その証拠にイエスさまを十字架にかけるほどに愛してくださるお方です。
ですから最初、誰でも「ヒエー!」と思い、「マジ!」と青ざめ、「ヤバイ!」と叫ぶわけですが、よくよく神さまの事がわかると、そのお方に「私をどうにかしてください!」「私の不安を分かってください!」。
「この問題、どうにかしてください!」と祈るようになるのです。このお方こそ、あなたの神さまです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘