ゴリアトとの戦いに見る勝利の秘訣

「獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主は、あのペリシテ人の手からも、わたしを守ってくださるにちがいありません」（サムエル上１７：３７）

　ペリシテ人ゴリアトとダビデとの戦いは有名な話です。聖書によればゴリアトの身長は約３メートルです。その鎧はおよそ５７キロ。持っていた青銅の投げ槍の穂先も７キロにおよびます。
この巨大なゴリアトと戦ったのが少年ダビデでした。
その日、ダビデは父親の言いつけでパンとチーズをもって陣中見舞いに行ったのです。そこでゴリアトに怯えるイスラエルの兵士たちを目の当たりにしました。
ところが同じ巨人の前に立たされていたダビデですが、彼はこの状況を全く違った視点で見、最終的にはゴリアテに勝利したのです。
ではダビデの勝利の秘訣はどこにあったのでしょうか？
一言で言えば、ダビデはゴリアト自身に思いを集中する代わりに、神さまに思いを集中した点にありました。
ですから戦いの前に彼は、獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主、と告白しました。つまりそのようなお方として神さまを体験していたからです。
彼ははっきりと「獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主」と答えることができました。
ゴリアトよりも強いそのような神さまであることを心から信じていましたので、その御力に信頼して勝利することが出来たのです。
　今、職場で「ゴリアト」のような巨大な課題と悪戦苦闘しているかもしれません。あるいは「ゴリアト」のような人生の課題に直面していおられるでしょうか。
そのようなあなたにとって大切なことは、第１に共に戦ってくださる主がおられることを覚えること。第２に、そのお方は「ゴリアト」よりも偉大なお方であることを確信すること。
あなたが生活の中で主を知れば知るほど、主に信頼して「ゴリアト」に勝利することが約束されているからです。

いってらっしゃい。

牧師　松本雅弘