ドミノ倒し

「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」(ローマ8:28)

 テレビで、ドミノ倒しをご覧になったことがあるかと思います。何人もの人が長い時間かけ、ドミノの一つひとつを立てて、並べていきます。
そして、倒す時が来て、たった1つのドミノを倒すと、あっという間に波紋が広がり、次々と素晴らしい絵柄を描きながら倒れていくのです。そして、一瞬のうちにひとつの本当に素晴らしい思いもかけなかった絵柄が完成します。
今日の個所を読んであらためて考えさせられることは、神さまは準備に長い時間をおかけになるということ、そして、その神さまが、ひとたび事を起こされる時、それは一瞬であるということなのではないか!ドミノ倒しのようです。
今年に入って、コロナ禍に見舞われ、世界中の人々が、計画していた働き、楽しみにしていた旅行、もうありとあらゆる事柄を白紙にせざるを得ない経験をしています。遅々として時間が進まず、それゆえ問題解決も一向に進まない焦りを覚えます。
しかし、そのような私たちに、神さまは今朝の御言葉をお与えくださっているのではないでしょうか。私たちの神さまは、この「コロナ禍」も含め万事を益としてくださる。最善であると定めた「その時」に、神さまは、瞬間に事を起こされる。
ちょうど、あのドミノ倒しのようにです。
神さまは「神の器」を通してご計画を実現なさいます。そのために、十分な時間をかけ私たち一人ひとりを神の器として整えようとされる。
家庭で、ビジネスの分野で、芸術や学問の分野で、勿論、宣教の分野においても、神さまは私たち一人ひとりのためにご計画を持ち、私たちを通してそれを実現しようとしておられるのです。
ですから、大切なことは、万事を益としてくださる神さまを信頼し続けることなのです。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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