あなたの信仰の根はどんな状態ですか?

「不道徳な者たちに唆されて、堅固な足場を失わないように注意しなさい。わたしたちの主、救い主イエス・キリストの恵みと知識において、成長しなさい。」
(2ペトロ3:17−18)

『神さまはどこにおられますか』の著者ラビ・ジェカライアスは、イギリスに住んでいました。ある日、恐ろしい台風が町を襲い、その夜、数千本の樹木がなぎ倒されました。
数日後、彼は妻と共にバッキンガム宮殿の前を歩いていると、奇妙なものを見つけたのです。台風によってなぎ倒された樹木は太く長いのですが、その根はどれも信じられないほど短かったのです。
その後、友人からこんな話を聴かされたそうです。
イギリスの地下水層は地表近くにあるので、水を吸うために木の根を深く張る必要がないというのです。したがって、樹木の外見は大きく立派でも、それに比べて根は浅く、大きな嵐に襲われると簡単に倒れてしまうのです。
本来、太く大きな樹木であるならば、その根は地表深く張らなければならないのです。これは私たちクリスチャンが追求すべき目標です。
私たちは、日々、様々な出来事を経験します。サタンはそうした出来事を用いて、私たちを神さまから離そうと、大風を吹かせて、なぎ倒そうとします。
しかし、そうしたサタンの攻撃に立ち向かい、勝利できる根を、どのようにしたら深く張ることができるのでしょうか。これが信仰生活のキーポイントです。
私たちの信仰の根が浅ければ、外見がどんなに強そうに見えても、生活のあわただしさと心を奪う物事によって、簡単に打ち倒されてしまうのです。
 ところで、あなたは、風に倒された樹木を見たことがありますか?根を深く張った木は風や嵐にも揺るぎませんが、根が浅い木は倒れやすいのです。
今、あなたの「信仰の根」はどんな状態でしょうか?少し思いめぐらしてみてくださいね。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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