あけましておめでとうございます

「だから、神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。そうすれば、かの時には高めていただけます。(1ペトロ5:6)

 新年、あけましておめでとうございます。
 礼拝堂では新年礼拝が捧げられ、動画配信も行われますので、ぜひ礼拝をもって新しい年をスタートしましょう。
さて、今朝の御言葉は今年の聖句です。今年、私たちは神の力強い御手の下にへりくだり、これまでの歩みを吟味し、御言葉と祈りを通して、神さまの御心がどこにあるのかを求めて歩んでゆきたいと思います。
昨年、コロナ感染が始まった頃は、収束したら礼拝や教会の活動を元通りにしていくかを考えていましたが、そうすること自体が不可能だと気づいていきました。そうした中、よく思い出したのが「ニーバーの祈り」です。
「神よ、変わることのないものを守る力と、変えるべきものを変える勇気と、この二つを識別する知恵をお与えください。」
 今まさに「変わることのないもの」と「変えるべきもの」の区別が求められます。「変えるべきもの」なのに、それに固執するため生じる思い煩いから解放される必要があります。
ある牧師がこの祈りを用いて、コロナ禍の私たちが祈るべき祈りとして、「ポストコロナの祈り」を紹介していました。
「神よ、ポストコロナにおいて、元に戻すべきものを戻す力をください。元に戻すべきではないものを、戻さない勇気をください。そして、元に戻すべきものと戻すべきでないものを区別する賢さをお与えください。」
そして「回復とは必ずしも復元ならず。改革こそ真の回復なり」と結んでいました。
この祈りに込められた願いこそ、今年私たちに求められていることのように思います。
お正月のひと時、ノートを用意し、神さまに祈りつつ、「元に戻すべきもの」と「元に戻すべきでないもの」をそれぞれリストアップしてみる時間を取られたらいかがでしょうか。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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