この日を楽しみ喜ぼう

「これは、主が設けられた日である。この日を楽しみ喜ぼう。」(詩編118:24、新改訳聖書)

 昨年の暮れ、コロナ感染の再拡大を受け菅首相が、「静かな年末年始を」と呼び掛けていました。確かに例年、お正月になりますと、どこの家庭でも、久しぶりに家族がそろって共に食事をし、楽しい時間を過ごすことだと思います。
あるいは、親しい友人同士で会食をしたり、遊んだり、日頃の緊張から解放されホッとする時を過ごすのではないでしょうか。ただ、今年はコロナ禍にあって、そのようにはいきませんでした。
ところで、聖書は私たちクリスチャンの歩みを「旅」にたとえます。ただ目的地に向かって突っ走るのではありません。人生という旅において、旅を共にする家族や友が与えられ、様々な経験や出会い、場合によっては別れもあるでしょう。
そうした一つひとつの出来事を通して神さまは、私たちの人生を彩り豊かなものとし、楽しませてくださるのです。
今日の詩篇の御言葉をもう一度、味わってみましょう。詩篇の著者は、「これは、主が設けられた日である。この日を楽しみ喜ぼう。」と謳っています。
「きょう」という一日は、「主が設けられた日」だというのです。では「主が設けられた日」を私たちはどのように過ごすのでしょうか。詩篇の著者は、信仰の仲間たちに向かって「この日を喜び楽しもう」と呼び掛けています。
備え人生を豊かに装ってくださいます。2021年1月7日という日は、神さまがあなたのためにつくられた「ひと日」、あなたへの贈り物です。
神さまがお与えくださった「きょう」という一日、そこに神さまの恵みを一つひとつ数えながら、喜び楽しんで送ることができればと願います。

This is the day the Lord has made. We will rejoice and be glad in it!

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘

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