歴史を変えたネヘミヤの祈り

「ああ、天の神、主。大いなる畏るべき神。主を愛し、その戒めを守る人々には契約と慈しみを守る方。」(ネヘミヤ1:5)
 世界の覇権がバビロン帝国からペルシャ帝国に移り、その結果、バビロン捕囚から解放された神の民が、どのように神殿を再建し、さらにまた、破壊されたエルサレムの城壁を再建していったのか。その城壁再建の担い手となったのがネヘミヤという人物です。 彼はペルシャ王の献酌官として仕えていましたが、ある日、ユダヤ人がやって来て、捕囚後、本国に残されている人々の生活が悲惨な状態であることの報告を受けるのです。 ネヘミヤは、その報告を聞き大変なショックを受け、祈りへと導かれていきました。このあと彼に与えられる城壁再建という事業は、まさに、この祈りから始まります。今日の聖句はその時のネヘミヤの祈りの言葉です。神さまへの呼びかけとなっています。 ところで、あなたは祈りの時に、神さまに何と呼びかけているでしょうか? ネヘミヤは「ああ、天の神、主。大いなる畏るべき神。主を愛し、その戒めを守る人々には契約と慈しみを守る方」と呼びかけています。つまり、彼は、このように神を信じていたということです。そしてよく言われることですが、どのように神さまを信じているかが、私たちの信仰のあり方を決定付けるのです。 私たちは、ご自身の自己紹介の書である聖書を通して、神さまがどのようなお方であり、イエスさまがどのようなお方であるのかを常に知ることが大切です。 今朝、もう一度、あまり考えもせずに使っている神さまへの呼びかけの言葉を点検してみてください。 あなたにとってどのようなお方なのか、それを言葉にして神さまに呼びかけ、今朝の祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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