イエスさまにつながる
「私を離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネ15:5)
小学生の頃、「じゃがいも」というあだ名で呼ばれていたことがありました。背が低く、おまけにコロコロしていたからです。小さい頃の私は、背が低いということが、コンプレックスでした。多分、あなたにもそうしたコンプレックスがあると思います。 私たちは、そうした「持って生まれたもの」をどのように受けとめたらよいのでしょう? そんな時、私は、まどみちおさんの作詞された「ぞうさん」という歌を思い出します。
ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね そうよ、母さんも、長いのよ。 ぞうさん、ぞうさん、誰が好きなの あのね、母さんが、好きなのよ。
想像ですが、ある時、キリンの子に「君の鼻は長くて変だ!」と言われました。でも子象は平気でした。「そうだよ。だって、お母さんの鼻も長いから」。 しかし子象はお母さんが見えなくなる時、「鼻の長さ」が気になり始めます。キリンさんに比べ「首が短いこと」で不安になります。人と比べて成績が良くないこと…。そして他の人と同じになろうと一生懸命になります。そう造られているはずの「長い鼻」を変えようと努力します。 しかし、子象がお母さんにしっかりと結びついていたら、「大好きなお母さんがいるから大丈夫だよ」と言って、様々な声を撥ねのけていけたのです。 お母さんから愛され、心でもって受け止められていることを実感していたらどうでしょう。母さんと同じように生きること、同じようであることは、子象にとって誇りとなり自信となります。 作詞したまどみちおさんはキリスト教に造詣のある方だそうです。お母さんと子象の姿は、神と私たちの関係を現していると思います。 主イエスは「私を離れては、あなたがたは何もできないからである。」と語られました。今日も一日、イエスさまにつながって生活しましょう。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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