ポテンヒット
「イエスは、自ら試みを受けて苦しまれたからこそ、試みられている者たちを助けることができるのです。」(新改訳2017) (ヘブライ人への手紙2章18節)
野球にはポテンヒットというものがある。お互いの守備範囲の境目に飛んだボールを、それぞれが相手のボールだと思っている間に、そのボールがポトンと落ちてヒットになる。そんな状況が身の回りにもある。人は自分の守備範囲で一生懸命生きている。だけれど社会というグランドの中には隙間がある。短大を卒業して正社員として25年以上働いてきた独身の女性は年金が月に11万円ほどで生活をまかなえないという。女性は男性より昇進・昇給の機会が少なく男性に比べて年金が3割も低いという。ある女性は「給料が低いってことは、もらえる年金も少ないと思っていたが、こんなに低いのか・・・」と厳しい現実を口にされる。私たちの住む社会は、安心や安定を支えるセーフティネットがあり、子どもから子育て世代、お年寄りまで、全ての人々の生活を生涯にわたって支える保障があるのだが、それには隙間があって、隙間に落ちる人が増えている。どうしてこんな社会システムになっているのだろう。 聖書には、羊飼いの譬え話がある。100匹の羊を見守る羊飼いは、羊が一匹いないことに気がつく。たった一匹のために羊飼いは、野を超え山を越え、危険な谷の隙間に落ちた羊でさえも助けに行く。この羊飼いは「誰をも見捨てない」という信念のもとに、一匹の羊を探すのだ。なぜ、そこまでするのか。それは見捨てられた苦しみを知っていたからだ。キリスト(羊飼い)は社会から見捨てられて十字架という苦しみを受けました。だからこそ、見捨てられた者たちを知ってくださり、愛(いと)おしく見守ってくださるのです。
《祈り》神さま、あなたは私たちには見えない社会の隙間に苦しんでいる者を、見守ってくださいます。私自身、いつその隙間に落ちるか分かりませんが、あなたの恵みと慈しみはいつも私を追ってきます。あなたは決して見捨てない方ですから。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/
野球にはポテンヒットというものがある。お互いの守備範囲の境目に飛んだボールを、それぞれが相手のボールだと思っている間に、そのボールがポトンと落ちてヒットになる。そんな状況が身の回りにもある。人は自分の守備範囲で一生懸命生きている。だけれど社会というグランドの中には隙間がある。短大を卒業して正社員として25年以上働いてきた独身の女性は年金が月に11万円ほどで生活をまかなえないという。女性は男性より昇進・昇給の機会が少なく男性に比べて年金が3割も低いという。ある女性は「給料が低いってことは、もらえる年金も少ないと思っていたが、こんなに低いのか・・・」と厳しい現実を口にされる。私たちの住む社会は、安心や安定を支えるセーフティネットがあり、子どもから子育て世代、お年寄りまで、全ての人々の生活を生涯にわたって支える保障があるのだが、それには隙間があって、隙間に落ちる人が増えている。どうしてこんな社会システムになっているのだろう。 聖書には、羊飼いの譬え話がある。100匹の羊を見守る羊飼いは、羊が一匹いないことに気がつく。たった一匹のために羊飼いは、野を超え山を越え、危険な谷の隙間に落ちた羊でさえも助けに行く。この羊飼いは「誰をも見捨てない」という信念のもとに、一匹の羊を探すのだ。なぜ、そこまでするのか。それは見捨てられた苦しみを知っていたからだ。キリスト(羊飼い)は社会から見捨てられて十字架という苦しみを受けました。だからこそ、見捨てられた者たちを知ってくださり、愛(いと)おしく見守ってくださるのです。
《祈り》神さま、あなたは私たちには見えない社会の隙間に苦しんでいる者を、見守ってくださいます。私自身、いつその隙間に落ちるか分かりませんが、あなたの恵みと慈しみはいつも私を追ってきます。あなたは決して見捨てない方ですから。
牧師 和田一郎
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