主はすべての民の上に
「主はシオンにおられる偉大な方。主はすべての民の上に高くおられる。彼らが偉大な畏るべきあなたの名を ほめたたえるように。主は聖なる方。」 (詩編99編2-3節)
かつて妻と二人で三浦半島の小網代(こあじろ)という自然公園に散策に行きました。森の中を川が流れ、湿原を通って、海に繋がっていて、小さな自然が詰まった自然公園でした。平日なので人も少なく、ひっそりとして静かでした。その駐車場にスポーツウェアで身を揃えた男女のグループがいたので「スポーツのサークルかな?」と思いながら通り過ぎて、公園内を散策していました。 海まで行き付いて折り返してくると、そのスポーツウェアの一人に呼び止められて「実はこの先に天皇皇后御夫妻が散歩されています。自然にそのままお通りください」と言われて驚きました。彼らは皇室のSPで、天皇皇后さま(現在の上皇・上皇后)の警護していたのです。お二人は葉山の御用邸で静養されていて立ち寄られたようでした。湿地帯の上の細い木道を歩いていたのですが、すれ違う手前で別のインカムをつけたSPに「少しお待ちください」と止められたので、少し離れたところで、お二人の様子をしばらく眺めていました。すれ違う時に天皇ご夫妻も振り向いて、道を開けてくださったので、「こんにちは」と声をかけしましたら、にこやかに会釈してくださいました。本当に素敵なご夫婦だなと感じました。神々しいとか、権威的なものではなくて、穏やかに楽しんでおられる、お二人の間合いがそう感じさせたのでしょう。その数日後に「生前退位」のニュースが流れました。 現在、日本の天皇は、政治的な権限を持たずに日本の象徴として、日本人が平和を願う象徴としての役割を担っています。外国を訪問し友好を深めています。しかし、天皇の地位は世襲制によることが憲法で定められ、自らの意志で選択したり放棄したりすることはできないそうです。天皇のすべての行為は内閣の助言と承認によらねばならず、生活のすべては宮内庁に支援・監督されています。もちろん信仰においても同様です。ですから明治維新新政府からはじまった神格化した天皇制によって、天皇の人としての尊厳が生まれながらにして奪われているのが残念です。信仰の自由とはすべての民に与えられているものです。そして、主なる神さまは、すべての民の魂の救いを願っておられるのです。
《祈り》主なる神よ、私たちが住むこの国を見守ってください。信仰の自由が守られ、国が特定の宗教を優遇したり、政治に介入させたりしないようにしてください。何よりも皇室をはじめとする、すべての国民の「信仰の自由」が守られますように。
牧師 和田一郎
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名 高座教会 www.koza-church.jp/
かつて妻と二人で三浦半島の小網代(こあじろ)という自然公園に散策に行きました。森の中を川が流れ、湿原を通って、海に繋がっていて、小さな自然が詰まった自然公園でした。平日なので人も少なく、ひっそりとして静かでした。その駐車場にスポーツウェアで身を揃えた男女のグループがいたので「スポーツのサークルかな?」と思いながら通り過ぎて、公園内を散策していました。 海まで行き付いて折り返してくると、そのスポーツウェアの一人に呼び止められて「実はこの先に天皇皇后御夫妻が散歩されています。自然にそのままお通りください」と言われて驚きました。彼らは皇室のSPで、天皇皇后さま(現在の上皇・上皇后)の警護していたのです。お二人は葉山の御用邸で静養されていて立ち寄られたようでした。湿地帯の上の細い木道を歩いていたのですが、すれ違う手前で別のインカムをつけたSPに「少しお待ちください」と止められたので、少し離れたところで、お二人の様子をしばらく眺めていました。すれ違う時に天皇ご夫妻も振り向いて、道を開けてくださったので、「こんにちは」と声をかけしましたら、にこやかに会釈してくださいました。本当に素敵なご夫婦だなと感じました。神々しいとか、権威的なものではなくて、穏やかに楽しんでおられる、お二人の間合いがそう感じさせたのでしょう。その数日後に「生前退位」のニュースが流れました。 現在、日本の天皇は、政治的な権限を持たずに日本の象徴として、日本人が平和を願う象徴としての役割を担っています。外国を訪問し友好を深めています。しかし、天皇の地位は世襲制によることが憲法で定められ、自らの意志で選択したり放棄したりすることはできないそうです。天皇のすべての行為は内閣の助言と承認によらねばならず、生活のすべては宮内庁に支援・監督されています。もちろん信仰においても同様です。ですから明治維新新政府からはじまった神格化した天皇制によって、天皇の人としての尊厳が生まれながらにして奪われているのが残念です。信仰の自由とはすべての民に与えられているものです。そして、主なる神さまは、すべての民の魂の救いを願っておられるのです。
《祈り》主なる神よ、私たちが住むこの国を見守ってください。信仰の自由が守られ、国が特定の宗教を優遇したり、政治に介入させたりしないようにしてください。何よりも皇室をはじめとする、すべての国民の「信仰の自由」が守られますように。
牧師 和田一郎
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