あなたは誰? 神さまはどんな方?
「悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いてはなりません。かえって祝福を祈りなさい。祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです。」
(1ペトロ3:9)
今日の聖句を丁寧に読むと、とても大切なことが分かります。
私たちのすべきことは、悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いるのではなくて、あくまでも、祝福を祈る方を選んで生きるように、という教えですね。
何故なら、私たちこそ、祝福を受け継ぐために召された者だからだ、というのです。
でも、そうは言っても、悪や侮辱に対して何かしてやりたい、と思うこともありますよね。実は、これに関して、パウロがこんなことを語っているのです。
「愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。『「復讐はわたしのすること、わたしが報復する」と主は言われる』と書いてあります。」
(ローマ12:19)
つまり、悪や侮辱に対して正しい裁きをしてくださるのは神さまで、それは神さまの仕事であって、私のすることではない、というのです。
私がすべきことは、今日の聖句のように、祝福を祈ること。なぜなら、私たちがクリスチャンとして生かされているのは、まさにそのことのためだから、というのですね。
聖書は時々、「あなたは誰ですか?」とか「神さまはどんなお方ですか?」と問いかけることがありますね。
そうした問いかけに対して、今日の御言葉は、「あなたは神さまから祝福を受け継ぎ、その祝福をもって、今度、他の人を祝福するようにと召された者です」、
「神さまこそ、正しく報いる方である」と答えるようにと促しています。
さて、今日、あなたに対して悪いことや、もしくは侮辱されるような出来事に出合ったなら、今日のペトロとパウロが語った2つの聖句を思い出してみてください。
ところで、あなたは誰ですか? あなたの信じている神さまはどんなお方ですか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘